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№14 経営コンサルタントが教える「思考の可視化」と「ロジカルシンキングのコツ」

前回の記事「№12経営コンサルタントの実態-仮説立案編」にコメントを頂きました。

思考の可視化の難しさをいつも感じてます。
ロジックツリー作成のコツとかありますか?

今日はこの質問について書いていこうと思います。


①思考の可視化のコツ

思考の可視化について、mind mapという手法がよく出来たもので、頭の中にあるcontentsをただただ書き出してみるという手法です。
本当にただ書き出すだけなので、難しさはありません。
1点コツがあるとすれば、書き出すルールが「one word」という事です。「one sentence」ではなくて、「one word」
文章ではなく、単語で書き出すのがコツです。

書き出した後に、関連性のある単語同士を結びつけるのは、次のステップ。

②ロジックツリー作成のコツ

次に、ロジックツリー。
ロジックツリーは、1つのcontentsに対して深掘りするのは「3つ」という癖付けをつけてみてください。

例えば、昨今の猛暑で個人的なアイスクリームの消費量が増加している…
ハーゲンダッツやPINO、PANAPPと、昔から色々あるけど、アイスってどんな種類があるんだろう?
と、疑問に思い、少し調べてみました。

一般社団法人アイスクリーム協会の調べでは、1898年の統計開始以降、2023年の日本の平均気温の基準値(1991~2020年の30年平均値)からの偏差は+1.29℃で、最も高い値となった。
また、各メーカーの商品開発や設備投資効果も相まって、「アイスクリーム類及び氷菓販売金額」の推移は増加傾向にあり、2023年には6,082億円を記録した。

猛暑やメーカーの努力によって、アイスの消費量は増加している

という事でした。
暑いもんねぇ…アイスも食べたくなるのは僕だけじゃなかったんだ…

もう少し深堀して、販売されている「アイスを体系化」してみると、アイスの種類は「氷菓」「アイスクリーム」「ラクトアイス」の3種に分類されていました。

アイスの種類
①氷菓
 1)ガリガリくん
 2)アイスの実
 3)sacreレモン味
②アイスクリーム
 1)ハーゲンダッツ
 2)バニラモナカジャンボ
 3)レディーボーデン
③ラクトアイス
 1)PANAPP
 2)スーパーカップ
 3)明治うずまきソフト

こんな感じ。
本来はここにもう1つ、アイスミルクの1つが該当しますが、まずはこんな感じで1つのcontents、ここでは「アイス」に対して、3つの因数(氷菓・アイスクリーム・ラクトアイス)に分解してみました。

これは私も新人の時に、コンサル研修で習った手法で、MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字を取った造語で、直訳すると「互いに重複せず、全体として漏れがない」という意味になります。
とにかく、3つの因数に分解するという事を癖付けられました。
テクニックとしてはこんな感じでしょうか。

読者からのコメントにあった質問の解は
one word」と「3つの因数分解
です。
ご理解いただけましたでしょうか?

そして重要なことがもう1つ。
これは、仮説の立案と検証の際にも言えることですが、mind mapで思考の可視化をするのに必要な「one word」をどうやって導き出すか。
長くなったので、これはまた次回にします。

ではまた!

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