『本音』でやりたいことと、やらなくてもいいこと
今、「自分に休みを許可する」ということを意識的に行なっている。
好きではあるけれど面倒くさくなってしまう事や、そもそも好きでは
ないし、できる事なら後回しにしてしまいたい事に直面した時に、ふと
感じたことがあったからだ。
例えば、美味しいご飯を食べるのは大好きだし、幸せな事だと感じる
一方で、
「ああ、また食事の準備しなきゃ」「食べたら片付けなきゃ」
って思っている自分がいたり、片付けたり掃除したりすれば、氣持ちも
スッキリして、どんどん物事が捗ることが解っているのに、どうにも腰
が重くて動かない動けない時がある。
それから、嫌だけれどもやらなければいけない案件がたくさんある時。
本当はやりたいと思っていることがおざなりになってしまって、結局疲
弊して1日が終了してしまう。
そういう時は大概頭の中が忙しい。あれやってこれやって、これもし
なければならないって焦っていることが殆どだ。
そしてそういう時に限って、身体から強制終了がかかるのだ。
眠くて怠くてしょうがなかったり、頭痛がしたり、眩暈がしたり、風
邪を引いたり。そういう時に思い切って、今日は休むと決めて、誰かに
手伝ってもらって何にもしない時間を作ると、本当に身体が休まるし、
意外とそれでもなんとかなる。
今、女性向けのビジネス雑誌(日経WOMAN)で、時間術について勉強
しようと読んでいるのだけれど、
効率化中心の、時短のためのながら作業は自分に合っていない事が解っ
てきたのだ。
大体の方が、流行りのオーディオブックを活用しているみたいだけれど、
私にとっての読書は、紙の本の頁を捲りながら自分と向き合う大事な一人
時間で、ゆっくりお茶を飲みながら、疲れた時につまめるおやつと一緒に
嗜むもので、決してながら作業にしたくない。
つまり、重要度が違うのだという事に氣がついてしまった。
それから、思い切って休んだり、家事をサボってみたりして、自分のし
たい事からやっていくと、1日の充実度が明らかに違って、氣持ちが明る
くなるのだ。いきなり滑舌と発声、ギターの練習から始めた1日は、本当
に楽しかった。なんなら、部屋が散らかっていても、ギターの練習から始
めてしまうなんてこともしょっちゅうだ。
そもそも忙しすぎる毎日は、自分には合っていない。なんなら猫と一緒
に、ゆる〜く笑ってのんびり過ごしたい。自分の本音はそこかも知れない。