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アーサー王伝説のランスロットって格好いいな。
アーサー王伝説に出てくるランスロットが魅力的だ。自分が読んでいるのは静山社から発行されている「アーサー王の世界」というローティーン向けに翻訳されたシリーズなので表現に制限はあるが、それでも人気の理由がよくわかった。日本においてもたくさんの作品でモチーフにされる英雄は、主役を奪えるぐらい魅力あふれるキャラクターだった。
「アーサー王の世界」で私が読み終わったのは7巻のうちの第4巻まで。この第4巻ではランスロットが王家の出身であることや、神秘の湖で育てられ聖剣を手に入れる話、女性にモテるカッコいい青年であり正義の英雄に相応しい性質を持つ人物であること。その一方で(おそらく第5巻以降のエピソードだが)将来身を滅ぼす原因となるアーサー王への秘密、といったキャラクターを構築するエピソードが紹介されていた。
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これまでも「ランスロット」という名前は数多くの作品で見ており、多くの場合は崇高な精神を持った騎士として描かれるが、モデルとなったオリジナルのキャラクターがどういう人物か私は知らなかった。今回ランスロットを形作るエピソードを読んでみて、どれもが小説の主役級の話であり、ランスロットが騎士の代名詞となるくらい人気であることも納得できた。残り3冊でアーサー王伝説がどこまで描かれるかわからないが、続きを読むのが楽しみだ。
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エクスカリバー、ランスロット、円卓の騎士といった名前は知っているけど具体的なことはよくわからない、という人も静山社の「アーサー王の世界」を読んでみて欲しい。ローティーン向けとは言ってももとの話の面白さもあって充分楽しめる。魅力的な登場人物と人間と神話の世界がつながる世界観を知ることで、お気に入りのエピソードが見つかることだろう。