スーパーコンピューターの活かし方:異次元の少子化対策
「2位じゃダメなんですか?」のセリフを覚えていらっしゃる方もいるかも知れない。1,200億円の国家予算が投じられたスーパーコンピューター「京(けい)」の開発は、2009年11月の民主党政権での「事業仕分け」、自民党政権時代の「予算のムダ」を洗い出す会議でやり玉に挙がり、世界1位を目指すという計画は事実上凍結された。
あれから14年、紆余曲折がありながらも、京の後継機として理研と富士通が開発した「富岳(ふがく)」は、2020年計算速度世界1位を獲得し、新型コロナウイルスの 飛