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日本の難関大学から留学行くより、海外大学の入学を推す

ジブリ映画の中でもナウシカが大好きな私は「風!」と言われたら「谷!」と言ってしまうのだが、
アメリカの大学に行っていた人なら「ボストン!」と言われたら「キャリアフォーラム!」と言ってしまうだろう。

日本で受験戦争を勝ち抜き、難関大学に入学。
3年の秋から、半年間の留学。
帰国してすぐに就活を開始。
大学もすごいのに、留学まで!すごい!と思うだろうか?
もちろんすごい。こんな経歴の人は、たくさんの努力を重ねている人が大半だ。
だが、残念ながら努力に見合うだけの評価は、就活市場ではしてもらえない。
申し訳ないが、ぜんぜん目立たないのだ。

地元では神童ともてはやされていた人が、東大に入った途端「フツーの人間」になってしまうように、
学生に人気の大手企業には難関大学の学生も、留学経験者も、山のように集まってくる。

生まれ育った地元の企業に行けば、
「どうせすぐ辞めるんじゃない?」
「エリートって感じで、うちには合わない」と
敬遠されるおまけつき。

私は留学は経験していたが、大学はそこそこだ。
そしてやりたい仕事もないときている。
新卒のときの就活は、人生の黒歴史だ。


一方、進学校ではない地元の高校に進学した知人は、
卒業後、渡米して語学学校に通った。
その後、アメリカの大学に入学。
就活の時期になり、ボストンへ。
そう、冒頭のバカみたいな話で出たボストンキャリアフォーラムだ。
総合商社、コンサル、スーパーゼネコン・・・
日本で誰もが知っているトップオブトップ企業とバイリンガル人材
(※HPでは「人財」と記載されている)のマッチングの場である。

(このnoteを書くためにHPを確認したが、有名企業だらけで目がチカチカした。あなたはチカチカするかこちらで確かめてほしい)

そこにいた日本の某大手企業のおっちゃんと小一時間話をし、
その場で内定をもらってきた。

彼女は高校時代、模試を一度も受けたことがないどころか、
センター試験(今は共通テスト)も受けていない。

おかしくないか!!!!!?????
ねえ!!世の中ってこんなにも不公平なの?!!!ねえ!!!

気持ちを落ち着かせて続きを書こうと思う。
ボストンキャリアフォーラムの何がずるい
・・・すごいかというと、
内定を出す権限を持った人がいるということだ。
人事部長、事業部長、担当役員など、会社によって役職はさまざまだろうが、とにかくその場で内定を出せる人が来る。
彼女がボストンで小一時間話したおっちゃんは、めちゃくちゃ偉い人だったのだ!

日本で就活したらどうなるだろうか?
ES。SPI。集団面接の一次面接。OB、OG訪問。二次面接。三次面接…
内定をくれる人に会えるのは、最後の最後だ。

彼女のようなムーブをするためには、親の理解と経済力が欠かせない。
もちろん、18歳から外国での4年間、大変な思いもたくさんしただろう。

だけど、世の中にあるチャンス(今回の場合はおっちゃん)は、
こんなにも不平等にころがっているのだ。

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