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田舎は田舎でも、理系はいいよなァ

※これは性格の悪い私個人の僻みです。理系は理系の辛さがあるということは分かっています。でも書かせてください。何も知らない文系の方のために。

新卒採用を担当していた時期があった。
当時勤めていた会社はメーカーだったので、採用したいのは理系学生が中心だ。
採用活動の一環として、全国の大学や高専を訪問し、それまで全く接することがなかった理系の学生や教授と話す機会に恵まれた。

そこで私は初めて知ったのだ。
理系学生には、「教授推薦」「OBとのつながり」で、大手企業とのパイプがあることを。
そしてそれは、地方大学にもあるということを。

当時とても未熟だった私は、とてもムカついてしまった。
文系だと、日本でトップクラスの大学にいて、
インターンに参加したり、国連クラブみたいなサークルで活動していたり、
いわゆる「意識高い系」じゃないと入れないような企業に、
自分よりセンター試験(今は共通テスト)の点数が低い学生が毎年就職している
という事実。

大手企業の内定を得るような学生は一部で、
普段の授業はもちろん、研究活動もとても熱心にやっていて、
バイトをしたり、遊んだりする暇もないほど忙しいということも聞いた。
それでも、大きなチャンスが大学内に存在しているということが
うらやましくて仕方がなかった。


自分の学生時代がいかに「情報弱者」であったかを痛感した出来事でした。


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