さよなら!がんと私の右胸 #11 乳がんnote
いよいよ明日入院
あさって朝一番で手術
HER2陽性タイプ ステージ3
増殖は速くリンパ節転移複数
昨年クリスマス
乳がん検査と治療方針の告知を受けた
治療方針の説明では
HER2陽性乳がんは
10年ほど前までは増殖スピードが速く他のタイプの乳がんと比べて予後の回復が悪かった
だけど
現在は分子標的薬であるトラスツズマブが使えるようになりHER2陽性だとむしろ高い治療効果が期待できる
と主治医は説明していた
説明を聞いて
そう言われてもがんに関して何の知識もなかった私には「ステージ3の進行がんです」という説明の印象が強すぎて高い治療効果が期待できるなんてどういうことか想像がつかなかった
だから
自分のがんタイプへの不安も
分子標的薬への期待も持たず
ただ今できることをしようと決めた
術前治療
1月末から臨んだ術前抗がん剤治療
副作用やアレルギーを乗り越えつつ
3ヶ月後には右胸の奥にしっかり張り付いていたしこりが自分で触って分からない位になり
少しずつ治療の効果を期待するようになった
そして7月末約半年に渡る術前抗がん剤治療を終えた
いよいよ手術 そして術後治療と続く
手術前検査の結果
先週手術に向けてCTやMRIなどの検査の結果を聞いた
約4cm大だった右乳房のしこりは
痕跡が残っているレベルに縮小
リンパ節に転移したがんは消失
今は術前に医師から説明を受けた
分子標的薬の効果を実感している
幸いなことに治療開始前に他臓器への明らかな転移はなかったもののリンパ節へは既に複数の転移があったことから画像に映らない5mm以下の小さいがんが体のどこかに残っている可能性は否定できない
ただ画像に映っていたがんの消失レベルから
他の場所へ飛んでいるかもしれない小さながんも消えている可能性はあり手術で原発となる部分を取り切ることで(再発や転移の可能性はゼロにはならないけれど)手術と術後治療により根治も期待できると説明を受けた
手術は右乳房全摘とリンパ節郭清
術後も9ヶ月分子標的薬の治療が続く
術後に切除部分の分析の結果により術後治療の薬が決まる
組織に生きたガン細胞がなかった場合はハーセプチンとパージェダ
まだ残っていた場合はカドサイラ
不安も期待も持たずに始めた乳がんとの闘い
今は標準治療の効果と医療の進歩を信じて進める
私は大丈夫
根拠のある思い込みで前に進もう!