【エロゲ感想】Rewrite 98点
【魅力】
●日常の儚さ
本作は最初に主人公の瑚太朗がオカルト研究会(通称オカ研)に入り物語が始まります
オカ研は活動にはあまり積極的ではなくだいたい部室でお菓子を食べたりダベったりしてます
自分はこのオカ研のグダグダな日常シーンはとても好きです
最初は退屈に感じるこの日常シーンもシナリオが進むとこれがとても大切なものだと気付かされます
●音楽
BGM 曲どれもとてもいいです
日常シーンからシリアスな場面や感動的な場面まで全体的にいいです
自分は本作で何度も泣いたけどやはり音楽補正がものすごく大きいです
OPの『philosophy』
EDの『偽らない君へ』『恋文』『渡りの詩』『CANOE』
などいい曲たくさんあります
●総合力の高さ
本作は掛け合い 設定 シナリオ キャラ 世界観 音楽 雰囲気 ボリュームなどいろんな要素がものすごく高水準です
自分はこれまでいくつかの作品の魅力で総合力の高さを挙げたけど本作がずば抜けて高いと思いました
自分は本作を98点つけて4強に入るほど気に入りました
他の3つはシナリオで本作は総合力の高さが決め手になりました
どの個別√もボリュームと質の両方すごいのいいです
●壮大で複雑なシナリオ
風祭市(本作の舞台)の秘密やある組織の存在や能力 鍵についてなどいろいろな要素があって複雑です
最初らへんはなんのことかさっぱりだけどシナリオを進める毎にだんだんと分かってくるとかなり楽しいです
●瑚太朗
本作の主人公
序盤からいろいろ謎に包まれてる存在で謎が少しずつ分かっていくところもとても面白いです
性格はかなりヘラヘラしてて普段からふざけてる感じなのでちょっときついかもしれないです
自分はしばらく苦手だったけど個別√でのがんばりをみて成長していくことで好きになりました
【キャラ】
●小鳥
瑚太朗の幼馴染み
癒やしキャラでたまに言い回しが独特なのがいいです
「あいよ」「んだんだ」など適当な言い方が好きです
安売り店「ヅャスコ」が好きなのかわいいです
瑚太朗にパンチで攻撃するも全然痛くなく逆に癒やし効果を付与するところも好きです
瑚太朗との独特な夫婦漫才は何度見ても面白いです
ちはやを「ちーちゃん」 静流を「しずちゃん」
朱音を「会長さん」など呼びます
体育教師の声マネはちはやにしかうけなかったけど自分はかなり笑いました
個別√は個人的に1番雰囲気きつかったです
ひたすらシリアスでスッキリする展開とかなかったので
●ちはや
怪力大食いポンコツ娘
ちはやは本作の中でキャラ 個別√ともに1番好きです
自分が敬語+ポンコツ属性がかなり好みだと教えてくれた功績もあります
転んだりぶつけたりして「痛いです〜(ToT)」ってなってるちはやかなりかわいいです
部室でクッキーやせんべいなどいろいろお菓子を食べる時の「美味しいですー!」とても好きです
他にもお祭りでいろいろ食べ歩きして楽しんでるちはやも好きです
ポンコツゆえ瑚太朗によくからかわれるけどその反応もかわいいです
オカ研の活動中で何か困った時「ちはやドリルがあればなー」「ちはやブルドーザーがあれば」などネタを振って普段冗談言わないルチアが「それは問題だな」って真面目に返すの好きです
個別√はかなり熱いシナリオで好きです
瑚太朗が修行して強くなったりいろんな強敵と戦うなど王道のバトル物って感じでとても好きです
終盤のOPが流れてからの展開はかなり泣きました
特に咲夜がとても魅力的なキャラでしたね
小鳥の√は全体的に暗い感じだったけどこの√は適度にギャグを挟んでたおかげでいい気持ちで話を読めました
●ルチア
風紀を乱すものには鉄拳をおみまいするツンデレ学級委員
ルチアはからい食べ物にとても強く平気な顔で食べます
それで瑚太朗はよくルチアの食べたものが本当にからかったかを試すため皿を舐めて確かめるけどどれもルチアにバレてしまいます
「不潔不潔不潔 天王寺瑚太朗ー!!」
とすごいアッパーをかましてお仕置きするお馴染みのやり取りは好きです
個別√はすごく重い話だけどとても好きです
デレた時の破壊力が凄まじくて悶絶するかわいさです
告白のシーンもいいですね
きれいなCGと音楽 そして2人の関係性などが合わさりすごくいいシーンになりました
自分はそこも泣きました
●朱音
オカ研の会長でミステリアスな感じがします
Sっ気があり瑚太朗を罵るシーンはかなり好きです
ちはやほどではないけど会長もちょっとアホなところがありアホっぽい会長もこれはこれでかなりよかったりもします
引きこもり体質で普段は部室でネトゲーをしてます
オカ研があまり積極的に活動しないのも会長がこんなだからかもしれないです
朱音の個別√はいろんなことが分かるので楽しめました
オチも割と好きです
おっぱいを触る約束をして結局有耶無耶になると思ったけどちゃんとやっててよかったです
触られてる時の会長の声や表情はかなりエロかったです
「敵は天王寺にあり」
とてもいい台詞です
●静流
眼帯が特徴的な女の子です
静流は後輩だけど部員に対し敬語は使わず普通に話すのいいですね
小首をかしげたり手で合図したり表情が豊かだったりで静流の話す時は言語外のいろんな要素が楽しめるのもいいです
瑚太朗に優しくされたりお礼を言われた時などにする照れた表情がすごくかわいいです
「なんじゃこりゃ」と驚く静流が…
など瑚太朗の語りがたまに入り本当にその通り言うことあって面白いです
個別√もかなりよかったです
とにかく静流には報われて欲しいと強く思う話でした
ラストシーンは曲も合わさってかなり感動的でしたね
●吉野
瑚太朗のクラスメイトでかなり好きなキャラです
吉野は一匹狼気質なため1人でいることが多いです
でも瑚太朗が何かと絡んできて鬱陶しがるもなんだかんだ付き合ってくれたりします
瑚太朗を鬱陶しがってるけど認めてはいるので決闘を挑むものの何度もすっぽかされたりはぐらかされたりしてしまいます
共通パートは吉野が1番の楽しみだったし個別√でもいいシーンが割とありました
シリアスなシーンではなんだかんだ瑚太朗を気にかけたりアドバイスしたりとてもいいキャラです
【総合評価】
最初らへんにも書いたけど本作は総合力がずば抜けて高いです
強いて欠点を挙げるなら瑚太朗の性格にやや癖があることです
慣れるのに時間がかかるかも
あとはシナリオがかなり長いです
自分は『Rewrite HF』も含めると60時間以上かかりました
そして共通パートが長いので焦らない方がいいです
最初はシナリオに関して特に考えずキャラたちの掛け合いなどを楽しむのをオススメします
でもこれらの欠点は微々たるものなのでそこまで気にする必要はないです
だから自分は本作は万人向けする内容だと思ってます
4強の中なら1番人にオススメできる作品です