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2024年 12月4日(水)
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〈気になる記事・後半…〉
大規模な反政府デモが続くジョージア 知っておくべきこと
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dc2b43033c398376a2bc9cd32dccc6d5185fd27
(記事本文抜粋…)
(CNN) 旧ソ連構成国ジョージアで政府が欧州連合(EU)への加盟申請の延期を決定したことをめぐり、数日間にわたる抗議活動が国を揺るがしている。
人口370万人の同国では、数カ月前から緊張が高まっていた。専門家は与党「ジョージアの夢」が西側と距離を置き、権威主義的な親ロシア政策を推し進めていると非難している。こうした政策は、同国が長年掲げてきたEU加盟への期待を抑え込むものだ。 抗議活動は警察の暴力的な取り締まりに直面しており、与党と数千人の抗議者は、ジョージアの未来と、同国がロシアと欧州のどちらとより緊密な関係を築くべきかをめぐって対立を深めている。政府が欧州連合(EU)への加盟申請の延期を決定したことをめぐり、数日間にわたる抗議活動が国を揺るがしている。
抗議活動のきっかけは?
10月下旬に行われた議会選挙でジョージアの夢が勝利を収めたことで緊張は高まった。この選挙はEU加盟の是非を問う国民投票と広く見なされていた。
1991年にソ連から独立したジョージアは、長年にわたりEU加盟を目指しており、その目標は憲法に明記されている。
世論調査では一貫して国民の大半がこの政策を支持しており、昨年EU加盟候補国となった際には加盟に向けて順調に進んでいるように見えた。
しかし先月28日、政府は親欧州路線からの転換を示唆。国民の怒りを買った。 コバヒゼ首相は、欧州議会が不正を理由にジョージアの選挙結果を認めなかったことを受け、EU加盟交渉を2028年末まで4年間停止すると述べた。EUからの補助金も受け取らないとしている。
抗議活動で何が起きているのか?
何千人もの親欧州派市民が首都トビリシに集結し、警察の暴力的な対応にもかかわらず連日集会を開いた。 ロイター通信の動画には、ジョージアとEUの旗を振る抗議者らが、議会を警備する警察官に向かって「ロシアの奴隷」と叫ぶ様子が映っている。
警察は抗議者に向けて放水銃と催涙ガスを発射。目出し帽をかぶった男性たちが群衆の中に駆け込み、人々を殴打する様子も捉えられている。
ロイター通信によると、抗議活動は首都を越えて広がり、ジョージアのメディアは少なくとも八つの都市と町でデモが行われていると報じているという。
ジョージア当局によると、逮捕者は100人以上にのぼる。抗議者らは警察に石やガラス瓶を投げたという。入院した人も数十人に及ぶ。
ソ連時代も含め、ジョージアでの抗議活動を目にしてきた住民は、老人や非常に若い男女に警察がこれほど手荒な対応をすることは信じがたいとコメントしている。こうした対応は国際的にも広く非難されている。
この状況に至った経緯は?
米国の非営利団体NDIが昨年12月に実施した世論調査によると、ジョージア国民の約80%が欧州への統合を支持している。
一方で多くのジョージア人は、08年にジョージアに侵攻し、国際的に認められている同国領土の約20%を占領するロシアに強い敵意を抱いている。
22年2月にロシアがウクライナに侵攻して以来、何千人ものロシア人、特に徴兵を逃れてジョージアにやってきたロシア人男性が同国の社会構造を壊しているとして、多くのジョージア国民はロシア化への懸念を強めている。
ロシアで財を成した億万長者によって設立されたジョージアの夢は、近年、急激に権威主義へと転じている。ジョージアは今年、ロシアに似た「外国の代理人」法を可決した。
政府による監視機関の弾圧を可能にするこの法律は、EU、米国、そしてジョージア国内の反体制派を警戒させている。
EUと米国の反応は?
米国とEUは、ジョージアにおける権威主義の高まりと、抗議者に対する警察の攻撃的な対応を批判している。
米国務省は「ジョージア国民に対する警察の過剰な力の行使」を非難。与党の「反民主的な行動」を理由に両国間の戦略的パートナーシップを停止すると述べた。
EUの外相にあたる外交安全保障上級代表のカヤ・カラス氏はSNSで、EUは「ジョージア国民と彼らの欧州の未来に対する選択を支持する」と述べた。 また、抗議者への暴力を非難するとともに同国の民主主義の後退に遺憾の意を表明した。
ロシアの反応は?
ロシアが08年にジョージアとの5日間の戦争に勝利して以来、両国の外交関係は断絶している。
しかし近年はジョージアの夢が欧州と距離を置くようになったこともあり、ロシアとジョージアの関係は改善してきている。
ロシアのペスコフ大統領報道官は2日、同国はジョージアの政治プロセスに「干渉していない」と述べ、他国がジョージアを「不安定化」させようとしていると批判した。
ペスコフ氏は14年にウクライナで起きた「マイダン革命」に言及。この革命の前には当時のヤヌコビッチ大統領が西側諸国との関係を断ち切り、ロシアへの傾倒を強める中でEUとの連合協定の締結準備を取りやめていた。
メドベージェフ元ロシア大統領は、ジョージアでの出来事を革命の試みと形容。テレグラムで同国が「ウクライナと同じ道をたどり、暗黒の深淵へと急速に向かっている。通常、この種のことは非常に悪い結末を迎える」と警告した。
ジョージアの反応は?
ロイター通信によると、コバヒゼ首相は米国の批判を否定し、警察は「憲法秩序を侵害する新たな試みから国家を守ることに成功した」と述べた。
ジョージアの夢もロシアとの関連を否定している。 コバヒゼ氏は、同党はジョージアのEU加盟申請に引き続き尽力しており、EUの政治家による「脅迫と操作」に抵抗しているだけだと主張している。
👉この今のジョージアが置かれている状況…。
わたしの頭の理解がなかなか追いついていなくて、いまいち理解できていないところがあったので、限られた記事の内容を何度も読み返し、何とか少しは理解できるようになったかと…。
要は…
・2008年にロシアがジョージアに侵攻し、その5日間戦争で勝利したロシアが、そのジョージアの20%の領土を占領していることから、ジョージア国民の80%はその反感から“EU加盟”を心から望んでいる…。
・そんな事情の中でウクライナ侵攻が始まり、そのロシアにおける徴兵から逃れるべくしてロシアで財を成した億万長者の男たちがジョージアになだれ込み、その「ジョージアの夢」という新党を立ち上げて勢力を伸ばし、そのジョージア国内でその権威に幅を効かせている現状…。
・彼らは「ロシアの手下」であるかどうかは別にしても、そのジョージアにおいて「第二のプーチン」的存在を目指しているかのように見える…。そしてロシア同様に「外国の代理人」法を可決させ、政府による監視機関の弾圧を可能にすることで、EU、米国、そしてジョージア国内の反体制派を警戒・弾圧し始めている…。
・また2017年の憲法改正により、大統領の選出方法を国民による直接選挙から議員が選ぶ議員選挙に変えることで、ジョージアを支配下に置く法案・法律を「ジョージアの夢」が姑息に整えカタチにして行く。
・そして先のジョージア大統領選挙により与党「ジョージアの夢」に“不正選挙”があったかどうかは別にしてそれに勝利し、それと同時に、「EU加盟」路線から「親ロシア」路線への変更宣言をしたようなカタチとなっている。
・またその決定的な現れとして、今回のそのデモに対して、その警察による「抗議者である国民への弾圧と暴力」が大きくクローズアップされている。ただそれも「憲法秩序を侵害する新たな試みから国家を守るため」だとして、それを“正当化”している状況。
・そんな中、現ズラビシビリ大統領は、その“不正選挙”による「ジョージアの夢」の勝利を認めず、野党と多くの国民の先頭に立って対立し、その政権が大きく割れている状態。
大規模デモ続くジョージア 大統領「議会は非合法」任期満了後も退任しない意向
(記事全文…)
EUの加盟交渉を巡り大規模なデモが連日続いているジョージアでは、デモを支持する大統領が任期満了を迎えても、退任しないと表明しました。
ジョージアの首都トビリシでは11月28日以降、大規模なデモが続いていて現地時間12月1日の朝も治安部隊との衝突が起きています。
11月の議会選挙で親ロシア派とされる政権与党「ジョージアの夢」が勝利し、コバヒゼ首相がEU加盟交渉の停止を表明したことを受けたものです。
親欧米派のズラビシビリ大統領は11月30日、議会選挙で不正があったとして「合法な議会は存在せず、非合法であるため大統領を選出できない」と述べました。
そのうえで「合法的に選出された議会が発足するまで私の権限は続く」として、12月中旬に迫った任期満了後も大統領の地位にとどまると表明しました。
ジョージアでは2017年の憲法改正で大統領の選出方法が変更され、国民による直接選挙から国会議員や地方議会議員が選ぶ間接選挙に変わりました。
👉日本の政治における理解もまだまだなのに…
ことジョージアにおける政治とその流れにその今の混乱の状況を理解するのはなかなか難しいところです…。
ただこれは…
『もしかしたらこの先の日本にも起こり得ること』
なのかもしれません…。
細かい状況は違いますが…
「親ロシア」のところが「親米」…。
そしてその「親米」に関わる日本企業寄りの政治家たち…。
「憲法改正」を目論む今の日本の政治家たち…。
「国民監視」を進めようとしている今の日本の政治家とその政策…。
そしていろんな政策をどんどん強行して可決させた後に、その解釈を捻じ曲げて国民を平気で騙し、結局は自分たちのブレーンにとって都合の良いように、国民の声を無視して一方的に政治を遂行する輩…。
しかもそれは最初から仕組まれた「確信犯」である始末…。
どこかで見たような話ではないでしょうか…。
ロシアからそのジョージアになだれ込み…
金にものを言わせて徐々に水面下でその政治の世界に入り込んで浸透し、そしてその勢力を強めて、ときが来たら一気にその計画とシナリオを畳み掛ける手法…。
でも…
国民が気がついたときには『時既に遅し』…。
国民が『今しかない』とようやく重い腰を上げて大規模のデモを起こしたとしても、その混乱はなかなかおさめられない難しい状況となってしまっています…。
これって…
この先の日本にも十分に考えられる流れとパターンなのではないでしょうか…。
とするならば…
今の日本においても…
そうなる前の『今しかない』とも言えるかもしれません…。
『今、自民党を筆頭にした日本の政党とその企業癒着政治を壊滅させなければ…』
『そしてそれに忖度する大手マスメディアを変えなければ…』
でなければ…
今のジョージアのような日本の姿が待ち受けているかもしれません…
(記事全文…)
旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)の親欧米派ズラビシビリ大統領は30日、ロシアに融和的な与党が過半数を得たと中央選管が発表した10月の議会選の正当性を認めず、自身の12月中旬の任期満了後も職にとどまると宣言した。国民向けに演説した。
憲法改正に伴い、大統領選は今回から国民の直接選挙から議員による間接選挙に変更されている。与党「ジョージアの夢」は期日を12月14日に決定した。親欧米派の議会ボイコットを無視した形で、ズラビシビリ氏は「正当性のない議会は新大統領を選出できない」と主張した。
👉現大統領が国民と共にそのデモの先頭に立つ姿…。
まさに混乱の極みです…
(記事全文…)
旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)議会は26日、親欧米派のズラビシビリ大統領の任期(6年)満了に伴う大統領選を12月14日に実施すると決めた。ロシアに融和的な与党「ジョージアの夢」が主導した憲法改正で、今回から国民の直接選挙から議員による間接選挙に変更。与党が新大統領選出を強行する公算が大きい。
現地からの報道によると、ジョージアの夢は27日、与党系のカベラシビリ議員を大統領候補に指名した。カベラシビリ氏は、イングランドのマンチェスター・シティーに所属したこともある元サッカー選手。
👉あろうことに…
マンチェスター・シティに所属していた元サッカー選手が、そのジョージアの新たな大統領になる見込みだと…。
こんな世界的危機の情勢の中…
この「ジョージアの夢」に担がれてか…
それとも利用又は脅されてか…
意気揚々とそのジョージアのトップに立とうとは…。
サッカーを通した「世界のサッカーファミリー」としては、ちょっと解せない話…。
しかもシティでプレーするだけのプロフェッショナルな元選手が、そんな政界の闇に加担するとは…。
これは世界におけるサッカー・スポーツの信用性とそのイメージをダウンさせる事になるのでは…。
でも逆に言えば…
サッカーとその勝ち負けだけにしか興味のない人たちに…
その「世界の政治」とその「世界の平和」というところの興味を持たざるを得ない“きっかけ”となるかもしれません…。
ジョージアが「独裁政権」と化した場合…
ジョージア国民は今までのようにその好きなサッカーを純粋に楽しんでプレー出来るのか…。
コロナ禍のような時のように…
そのパンデミックのような世界の混乱の中では…
その大好きなサッカーもろくにプレー出来なくなるのは分かったはず…。
ましてや世界が戦火に陥った場合は特に…
『今しかない』
我々日本国民も…
そんな危機感を持って…
そんな今の世界の混乱から学び…
『今できること』
『今しなければならないこと』
を“今”して行かなければ…。
あとの祭りとならないために…
〈気になる記事・前半…〉はこちらから…
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