女性の時代
2024年 3月13日(水)
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〈気になる記事・後半…〉
今のロシアは革命前のロマノフ王朝にそっくり…筑波大名誉教授が「プーチン政権の崩壊は近い」と考える理由
(記事本文抜粋…)
2月16日、プーチン大統領の最大の政敵である反政権派指導者、ナワリヌイ氏が北極圏の刑務所で死亡した。筑波大学名誉教授の中村逸郎さんは「ロシア国民の多くが貧困と長引く戦争に強い不満を持っている。ナワリヌイ氏の死をきかっけに大規模な反政府運動が起きる可能性がある」という――。
■「裏切り者は地球の裏側に逃げてもトドメを刺す」
プーチン氏はかつて、裏切り者は地球の裏側に逃げてもトドメを刺すと豪語していた。かれが裏切りを容赦しないのは、ソ連時代にスパイとして活動していたことが大きい。スパイは絶えず相手に警戒心を抱きながらも、少しずつ信頼度を高めていく。そうした長年の付き合いで培った信頼関係を裏切るのを、プーチン氏は決して許さない。
■プーチン政権=「ロマノフ王朝」
ウクライナとの戦争でロシア経済は疲弊しており、今年2月24日に公表された世論調査(Russian Fieldが実施)では、38パーセントの回答者が戦争に賛成と少数派になっている。
いまやロシア国民の多くがプーチンを、ロマノフ王朝の「皇帝」のように思っている。プーチンは自分の仲間に貴族のごとく利権をあたえ、「プーチン王朝」という専制支配を確立したからだ。民衆が貧困に苦悩し、不満をつぶやく姿はロマノフ王朝の再現のようだ。思えば、ロマノフ王朝は第1次世界大戦の参戦による国民の困窮がきっかけとなって崩壊した。 ナヴァーリヌィー氏のプーチン批判は、そうした王朝に不満を持つ人々を大いに刺激した。
■プーチンがナワリヌイを泳がせていたワケ
それにしても不思議なのは、プーチン政権がナヴァーリヌィー氏の反政府活動を10年間も容認していたことだ。汚職を暴露するかれの言動はずっと以前から、プーチン氏にとって我慢の限界を超えているはずだ。プーチン政権の闇をついており、プーチン氏にとってナヴァーリヌィー氏は最強の政敵といえる。
プーチン政権の思惑を想像してみよう。あえて反政府集会の開催を許可すれば、多くの市民が参加する。治安当局はかれらの顔を撮影し、その画像を手がかりに一人ひとりの氏名、住所、勤務先などの個人情報を炙り出せる。参加者の身元を割り出すことで、勤務先の経営幹部に通報し、解雇をチラつかせながら改心を迫る。
プーチン政権としては、反政府勢力がどの地域に分布し、どれだけの人数、規模なのか、解明できる。まさに、プーチン氏は政敵を最大限に政治利用してきたといえる
その意味で、ナヴァーリヌィー氏の死は何を意味するのか。今年3月15日からはじまるロシア大統領選を控え、反政府勢力の割り出しの作業が終了したということなのだろうか。ナヴァーリヌィー氏は、プーチン政権にとってもはや用なしとなったのかもしれない。また、大統領選を妨害すると、ナヴァーリヌィー氏と同じ運命を迎えると警告の意味もあるのだろう。
■妻のユーリヤ氏に集まる期待
ロシアではエカチェリーナ2世の人気はいまでも高く、女性指導者待望論が根強く残っている。プーチン政権の弾圧で萎縮するロシアの民衆たちの勇気を奮い立たせることができるのは、「悲劇のヒロイン」としてのユーリヤ氏かもしれない。実際に、戦死者の増大を懸念する女性たち(母や妻)の怒りが、ロシア国防省に向けられている。
300年も存続したロマノフ王朝を打倒するために、革命家たちは「イースクラ(火花)」という名の新聞を発行し、民衆たちの不満を爆発させた。硬直するロシア社会の本格的な変革を望む声が高まれば、ユーリヤがプーチン体制を倒す導火線に火をつけ、新しいリーダーになる可能性は十分にある。
👉「歴史は繰り返される」
とは良く言われる言葉ですが…
それは今のロシアプーチン政権にも当てはまる事なのかもしれません…。
今、ロシアの女性たちの怒りが…
その女性指導者待望論に繋がっているとのこと…。
そんな新たな女性指導者として…
ナワリヌイ氏の奥さんであるユーリヤ氏がその「悲劇のヒロイン」として活躍することになるのか…。
そんなロマノフ王朝崩壊の因縁めいたシナリオが繰り返されることになるのか…。
いずれにしても…
そのようなロシアにおいても…
この今の社会、今の時代を切り拓いていくのはやはり女性なのかもしれません…。
プーチンをも凌ぐ女性のパワー…。
プーチンや戦争を止めるのは…
そんな女性たちの力なのかもしれません…
〈気になる記事・前半…〉はこちらから…
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