物語文の指導の仕方追記あり
中学校で国語を教えている彩葉です。
物語を教える際に教材研究として、行っていることは、
授業で生徒に指導する順番と同じことをするということだ。
1 疑問に思ったことや考えたいことを抽出する。
2 わからない言葉を調べる。
3 参考になる予備知識を調べる。
4 人物相関図を作る
5 時、場所、登場人物を把握する
6 主人公の心の変化をたどる(心情曲線などを書くことも)
7 伏線を見つけ、どのように回収されていくかを細かく見る。また、同じ言葉でも意味が変わっているところなどを見ていく。
8 主人公が何に出会って(何かの出来事に出会って)どのように成長するか(どのように変化するか)をまとめる。
9 題名について考える。
10 物語全体について評価をしたり、別の主人公をたてて書き直したりする活動を入れる。また、続きのお話を考えることもある。
教師用の指導書があるが、それをそっくりそのまま真似ても面白い授業にはならない。
自分が読み進めて見つけたものを驚きや発見をもって生徒に伝えるエネルギーがなければ納得するような授業にはならない。
それがたとえつたないものであっても、生徒と一緒に読み進めていく中で発見することもある。
私は、大学で学んだ浜本純逸先生や大村はま先生の授業で、
初発感想を書き、
それを分類して提示された授業を受け、
その感想の中に自分のものが選ばれたとき
ものすごく感動した。
自分の書いたものがみんなの前で読み上げられる感動を
他の生徒にも味わってもらいたい。
それが、なぜか私はラジオのパーソナリティーがはがきを読むみたいだと
思いながら読んでいる。
それで、初発感想は必ず書いてもらっている。
そして浜本先生と同じようにジャンルに分けて
提示するようにしてきた。
最近は、アナログでなくなって、
同時に書いていることを見ることができるので、
パドレットというアプリに書かせている。
分類はできないが、
生徒がお互いに読み合ってコメントを書くことができる。
以前は筑波大学附属小学校の白石範孝先生のやり方や浜本先生のやり方を取り入れていた。
最近は秋田大学の阿部昇先生の読みの授業研究会の勉強会に参加して自分のやり方に取り入れている。
一つ一つの項目についてはまた書いていきたいと思う。