18.「後追いが始まった!赤ちゃんの成長とママの対応法」
赤ちゃんが少しずつ成長してくると、突然始まる「後追い」。
「少し離れただけで泣き叫ぶ!」「トイレに行くのも大変!」と感じるママも多いのではないでしょうか。
私も、0歳の娘が後追いを始めたときは「え、こんなに私を追いかけてくるの?」と驚きました。
赤ちゃんがママにべったりになる時期は、愛情たっぷりの証拠ですが、一方でママにとっては少し大変な時期でもあります。
今回は、保育士としての経験を交えながら、この「後追い」についてお話しします。
後追いとは?
まず、「後追い」って何かというと、赤ちゃんが成長し、ママとの絆が深まることで始まる行動です。
だいたい生後6ヶ月から1歳頃に始まります。
赤ちゃんはこの頃になると、自分とママが別の存在だと認識できるようになり、ママが見えなくなると「いなくなった!戻ってこないかも!」と不安に感じてしまいます。
その結果、泣いてママを探し、どこまでも追いかけてくるようになるんですね。
私の娘も、私がトイレに行くだけで大泣き。
まるで世界の終わりが来たかのように泣き続けました。
初めは「え?こんなに泣くの?」と驚いたものの、後追いは赤ちゃんの成長の証だと知り、少しずつ受け入れることができました。
保育園での後追い体験
保育園でも、後追いの場面に出会うことは多々あります。
特に0歳児クラスでは、朝の登園時にママやパパがいなくなると大泣きする子が多いです。
ある日、園に来たばかりの赤ちゃんが、ママが帰るのを見て号泣し始めました。
私はその子を抱っこして「ママはまたすぐに迎えに来るから大丈夫だよ」と優しく声をかけました。
最初は泣いていたけど、しばらくすると落ち着き、安心したように遊び始めました。
こういった小さな成功体験を重ねることで、赤ちゃんも少しずつ「ママがいなくても安心」と思えるようになります。
後追い対策はどうする?
後追いが始まると、家事や自分の時間を取るのが難しくなりますよね。
ここでは、私が実践した対策や、保育士としておすすめする方法を紹介します。
1. 「いないいないばあ」を活用
「いないいないばあ」は、赤ちゃんが「ママがいなくなっても、また戻ってくるんだ」と学べる遊びです。
短い時間であれば、赤ちゃんも安心してママの姿が見えなくなることに慣れていきます。
2. 声をかける
別の部屋に行っても、赤ちゃんに「ここにいるよ」と声をかけ続けると、少し安心します。
私も家事をしながら、声をかけたり歌を歌ったりして、娘が不安にならないようにしました。
3. 短時間から練習
最初は短い時間、例えば数秒から1分程度、赤ちゃんの視界から消える練習をしてみるといいでしょう。
少しずつ赤ちゃんも「ママがいなくなっても戻ってくる」ということを理解していきます。
無理しないことが大切
後追いが始まると、ママはどうしても疲れが溜まってしまいます。
「ずっと抱っこしていないと泣く!」という日もありますよね。
でも、そんな時こそ無理せずに。
保育園に預けている場合は、保育士さんに安心して任せることも大事です。
保育士がしっかりとサポートしているので、その間にママも少し休む時間を持ちましょう。
最後に
後追いは、赤ちゃんがママを信頼し、安心しているからこそ起こる行動です。
確かに大変な時期ですが、この時期は一瞬で過ぎ去ってしまいます。
「こんなに私を求めてくれるんだ!」とポジティブに捉え、赤ちゃんとの特別な時間を楽しんでくださいね。
後追いが終わった後は、今度は新しい成長が待っています。
その時を楽しみに、今の時間を大切にしていきましょう。