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23.保育園デビュー前に!家庭でできる生活リズムの整え方

保育園に入ると、赤ちゃんや小さな子どもたちにとって新しい環境が待っています。多くの保育園では、生活リズムがしっかりと組み立てられており、お昼寝や食事、遊びの時間などが決まっています。

そのため、保育園での生活リズムに慣れるためには、お家での時間の過ごし方がとても大切です。私自身、11年の保育士経験の中で、子どもたちがスムーズに保育園に馴染むためには、入園前にできる限り家庭で生活リズムを整えることが鍵だと感じました。


なぜ生活リズムが大切なのか?

子どもにとって、規則正しい生活リズムは心と体の発達にとても大きな影響を与えます。特に0歳児から1歳児の乳児期は、成長が著しく、体も心も大きく変わる時期です。適切な睡眠、食事、遊びの時間を整えることで、子どもたちが心地よく過ごすことができます。

保育園では、日中の活動が多いため、夜しっかりと眠れるようになる子も多いです。ただし、そのリズムが家庭で乱れてしまうと、せっかく保育園で整ったリズムも崩れがちです。ですから、保育園でのリズムをサポートするために、家庭でも似たようなリズムを作ることが理想的です。



お家でできる生活リズムの整え方

1. 朝の起床時間を一定にする

保育園では、ほとんどの園で決まった時間に登園する必要があります。できれば、入園前から毎朝同じ時間に起きる習慣をつけましょう。たとえお休みの日でも、遅くまで寝かせるのではなく、少し早起きを心がけることで、子どもの体内時計が整います。

私も娘が生まれたときから、平日も休日もできるだけ同じ時間に起きるように心がけています。最初は難しかったですが、徐々に「今日は寝坊したいな…」と思っても娘がしっかり起きるようになり(笑)、今では朝がスムーズになっています。


2. 食事の時間を規則正しくする

保育園では、朝のおやつや昼食が一定の時間に提供されます。お家でも、朝ごはんや昼食、おやつの時間をできるだけ保育園に合わせてあげると、子どもが食事のリズムに慣れやすくなります。

私の保育士経験では、特に朝ごはんをしっかりと食べることが、子どもたちの一日の活力に直結していることを実感しています。お腹が空いた状態で登園すると、泣き出してしまう子もいます。逆に、朝食をしっかり取っている子は、その後の活動やお昼寝もスムーズです。



3. お昼寝の時間を確保する

保育園ではお昼寝が習慣となりますが、入園前から家庭でお昼寝の時間を作っておくと、子どもがスムーズに保育園でのお昼寝に移行しやすくなります。毎日決まった時間にお昼寝をすることで、子どもは体力の回復ができ、日中の機嫌も安定します。

私の娘も、日によってお昼寝の時間がバラバラになると、夜寝る時間が乱れてしまうことがありました。そこで、ある程度決まった時間にお昼寝をするように心がけたところ、夜の寝かしつけがスムーズになりました。



4. 夜の就寝時間を守る

お家での夜の過ごし方も大切です。テレビやスマホの時間を少し控えめにし、リラックスした環境で就寝できるようにしましょう。寝る前に本を読んだり、優しい音楽を流すことで、子どもは「そろそろ寝る時間だな」と感じることができます。

保育士として感じることは、睡眠不足の子どもは日中の活動に集中しづらく、機嫌も不安定になりがちです。夜のリズムを整えることで、翌日の活動がしやすくなるので、お家での就寝時間はできるだけ一定にすることをお勧めします。


まとめ

保育園での生活リズムをスムーズにするためには、まず家庭でのリズムを整えることが大切です。

毎日同じ時間に起き、食事やお昼寝、就寝のリズムをつくることで、子どもは安心感を持ち、保育園での生活にもすぐに適応できます。

保育士の立場からも、子どもが保育園で快適に過ごすためには、家庭との連携が大切だと感じています。

ぜひ、お家時間からリズムを整えて、子どもたちが元気に保育園生活を送れるようサポートしてあげましょう。

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