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訪問看護1日目

直近の経験は精神科4年半。今日は訪問看護の実践見学で統合失調症の方が利用者さん。何だか関われることが嬉しい。「MBS放送」が入らないことを残念だと話されていた。夕飯に何を作りましょうかと看護師が聞くと「肉巻き」と笑顔で話されたその表情は何気にこちらの世話焼きおせっかいハートをつかんでいた。

次の訪問看護のお宅は、入浴後に血圧が下がってしまった事が心配な妻をもつ85歳の男性。かなり認知症が進んでいるが聴診器を胸にあてた時「顔は汚いけど中身はキレイでっしゃろ?」と関西お笑い魂が健在な所に思わず看護師の笑いを誘った。

次の訪問看護は食べることが大好きな糖尿病の方。インスリン注射時はスカートをお腹まで捲り上げ、下着が見えないようにタオルで隠されていた。
耳が遠いがテレビの音量が小さめ。テレビの映像を見てニコニコ。
「手が痛いけどな、どうもないねん。寝てる時に身体の下にしててん。日にち薬や。」私より若い先輩看護師が丁寧に観察、質問をして記録をした。ご長女さんにも伝えておきましょう。と娘さん宛にメモを残した。

管理された病院の環境と違い、踏み込んではいけない領域がある。いつのか分からない「捨てないで」のお菓子。部屋の匂い、家族の関わり。
飲めていない薬について責めず調整をかけて行く。
本当の「看る」がここにある。
明日は入職3日目。またレポ続けてみよっと。

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