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リモートをしてて、「それは無理」と思う瞬間
こんばんは。今日もお疲れ様です。
今週はリモートに(きっと)よくあるシチュエーションについてです。
たくさんの事例のなかでも、「それは無理ー!」と叫びそうになった例の一部をご紹介します。
800km離れたところの音声を感知する
一度も聞いたことがないことを、どうやら「知っている」ことになっている。
ある日急に「B案のことなんですが」とトークが入る。
そもそもB案が初耳。
あれ、A案で進行中なんじゃなかったかな?
よく聞いてみると、昨日メンバー同士の立ち話で「やっぱAじゃないよな、Bだな」ということになった模様。
当然私は聞いてないですが、なぜか「聞いている、知っている」ということになっていました。
800km離れたところの空間で交わされた立ち話を把握する…
この現象は頻発しています。
みんなよっぽど私が高性能だと思っているのだ。と前向きに解釈しようと努力しています。
音の洪水の中から的確にターゲットの声を拾う
zoomで会議に参加されたことがある方は多かれ少なかれ、味わっているはず。
パソコンのマイクは正面についています。
そのため、正面からの音声はばっちり受け取りますが、横にいる人の声、パソコンの背後にいる人の声は聞き取りづらいです。
正面に違う会議をしている人がいて、私と打ち合わせをしているパソコンをなぜかメンバーが両脇から挟んでいたりする。
パソコンが正面だとして、向かって左右に相対している感じです。
そうなるともう正面の違う会議の内容しか聞こえません。
弊社は全員がたくさんのプロジェクトを回しているので、小規模な打ち合わせや会議が非常に多く発生します。
なので、運悪くみんながそれぞれオフィスで打ち合わせをする時間帯が重なると、もう聞き取るのさえ大変です。
「正面に!」としつこく3年くらい言い続けたら、みんなちゃんと正面に座ってくれるようになりました。
みなさんには「なんでこの人、いつもPCの正面に座ってって言うんだろう。そんなに俺の顔見たいのかな」くらいに思われていたのではと思ってます。
もう、それでもいいです。
もしよかったら壁に背中を向ける位置で、正面にパソコン置いてくれるのが一番リモートには優しいです。
自分の目にサーモグラフィーを搭載する
いつも「ああ、やらかしてしまった!」と思うこと。
それは仕事を頼んだ日、頼まれた人が「体調悪いので早退します」というトークを入れたとき。
いつもよりそういえばトークのテンションが低かったかもしれない。
いつもよりそういえばリアクションが遅かったかもしれない。
そんなかすかな違和感を感じなければならないのです。
私が社内のメンバーの顔を見るのは、1日に1回、朝礼の時だけ、というのがデフォルトです。
朝礼のときに発表している顔を見ながら、
「顔色が悪くはないか?」から始まり
「昨日頭痛がするって言ってたけど、今日はどうか?」
「昨日遅くまで仕事してたけど、気分はどうか?」
というのを、サーモグラフィーでスキャンする勢いでみんなを見ています。
これが全く当てになりません。
すごく元気なメンバーの心配をしてみたり、絶好調な人に「最近どう?疲れてない?」とかテンションを余分に下げてみたり、私の目のサーモグラフィーは誤作動しっぱなしです。
全く見当違いのことを発言して苦笑いされる、はもう消えて無くなりたいほどたくさん経験しました。
同じフロアにいれば、なんとなくその人の様子がわかり、みんなの会話から情報が得られ、小さな声でも話が聞こえます。
それがないのがリモート。
私たちはAI並みの精度で画面の向こうを読み取らないといけません。
どんなに誤作動するAIでも、ないよりまし、と割り切って明日もお仕事がんばります。