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引き寄せの法則についての考察

巷でよく聞く「引き寄せ」とはなんだろうと思い自分なりに考えた事を書いてみました。

※ここでの「引き寄せ」とは何かについて(前提条件)。


「知りたい、やりたいと思っている事について、情報や知識、必要な勉強方法などが良いタイミングで自分の前に現れ、良いタイミングで必要な出来事や人との出会いが訪れる」

様な出来事。

ここで定義している「引き寄せ」は、

ほとんどの人が意識する、意識しないに関わらずやっている

と私は思っています。


一つの例として私のケースをお話します。
30代から10数年ほどとある武道を習っていた頃に、習った技を「これってどうやったら出来るんだろう?」と考えてばかりいました。
いい歳なのにちゃんと仕事やれ、と思われるかもしれませんがそれはそれ、、、
普通の體(からだ)の遣い方では到底出来ないと思っていた技のやり方について考える事は、それはそれはとても楽しかったです。
その技のやり方を知る為の資料(本や映像)や道具も自然と私の所に来る事もありました。
稽古の繰り返しとその武道に関する本を読み漁る事で、時々「こういうことではないか」と閃きが降りてきては試していました。
閃きが降りてくるのは稽古中や本を読んでいる時だけでなく、家でのんびりしている時や仕事中など全く関係ない時にもありました。
閃いた時は嬉しくてニヤニヤしてしまうのですが、奥さんには「また武道の事考えてたでしょ」と突っ込まれてばかりいました。
ただ、閃いた事を試してその技が出来るかというと違いました。トライアンドエラーを繰り返して出来るようになる迄10年程かかりました。

これについては「引き寄せ」によって得られた情報が間違っていたのではなく、その事を実現させる為の身体的、精神的な力(経験値、鍛錬)が不足していたのではないかと技が出来る様になった当時思いました。
そしてその不足を補う為に都度閃きで情報を貰えたのだと今は思っています。


私の体験は少し変わっているかもしれませんが、皆さんも

「好きで楽しみながら取り組んでいる」

事での、
閃きや気付きなら経験した事あるな、と思う方は多いのではないでしょうか。


この体験をしてから

「考えた事を脳が時間をかけて答えてくれるんだ」

とわかり、疑問に思った事などを

「脳に宿題を出す」感覚で意図的に

やっていました。

学生さんなら夏休みの自由研究や卒業論文、社会人の方なら会議やプレゼンの資料を作る時などに使えるのではないでしょうか。
この場合だとメインテーマと主に伝えたい項目数個をメモしておいて、「それを広げる内容や資料、構成(表現)方法などを教えて」と脳にお願いしておく感じでしょうか。
締め切り直前より時間に余裕がある方がいいとは思います。

・脳の機能から見た仕組みと効果


知りたい事、どうすればいいか(どちらか選ばないといけない)など「脳に宿題を出す」

→ 脳は1日に10万回以上考えている。強くお願いしておくと、そのうちの1~2割でも優先的に「宿題」に取り組んでくれる。

※ただし答えの無い宿題には答えてくれない。


例えば「どうして私は駄目な人間なんだろう」など。
脳からしたら「それは、あなたがそう思って(感じて)いるだけです」としか答えられない。
正直「そんな事知るかー」「もっと前向きな答えられる質問よこせー」と怒っているかもしれません。
また、こういうネガティブな思考は、何か自分にとって良くないと思える事が起きた時に「やっぱり自分は駄目なんだ」と、そのネガティブな思考をより強くしてしまいます。
それにより本当はいい出来事でも悪く感じてしまう様な悪循環になってしまう可能性が高くなります。
自分自身に呪いをかけてしまう事になると思うので、

ネガティブな事が浮かんでも「囚われない」「そっとしておく」といいのですかね。


話が少し逸れたので戻ります。

・引き寄せと呼ばれる様な事は、自分が意識した事の情報を「脳」が優先的に選んで提供してくれている。


→ 現代人が1日に受け取る情報は、平安時代の人達の一生分、江戸時代の人達の1年分とも言われているそうです。
それだけの情報を全てまともに受け取ってしまったら、脳はパンクしてしまうのでは。

自分にとって必要と思う情報を選んで、必要の無い情報は追わないといいのかもしれません。


最近読んだ草薙龍瞬さんの本「反応しない練習」の5章で、5つの妨げについて書かれているのですが、4つ目の「そわそわと落ち着かない心(雑念や妄想だらけで作業が手につかない状態)」の原因では。
この状態はテレビやネットやゲーム、音楽といった刺激や、お酒やタバコやスマホなど「テキトーな反応」に慣れすぎている事が理由かもしれないそうです。

私もついついスマホを見てしまうので注意しています、、、

・情報について

知りたい事と一見関係ないような情報も提供される事もあるが、実は自分が関係のある情報とは気がついていないだけの時もある。


→ 自分で考える範囲よりもはるかに広い範囲で「脳」は物事の本質を捉えている(スーパーコンピューターやAIの様な感じ?)。
顕在意識ではなく潜在意識が行っているとは思います。
その潜在意識が自分にとって必要、または最善である事を伝えてくれるのでは。

潜在意識については「閃き」だけでなく、危機回避の為に「自然か不自然か」などの「違和感を感じさせる」様なメッセージを伝えてくれる機能もあると思います。


・情報を提供された時に、「気付き」として受け取れるか受け取れないかの違い。

①心から楽しんでいるか。


好きな事であればすぐに関連性に気付き、「そうか、これはこういう事だったのか!!!」とウキウキになる(私の場合)。

②情報を無意識に拒否していないか。


宿題は出しているのに本人が気が付いていない所で「知りたくない」と思っている。
または、もうその事には興味が無くなったなど。

③雑念が多い時。


余計な情報に振り回されている状態。池など水面に例えると、雑念が多いと波立ってしまう。心穏やかに水面が波立っていなければ、水面に物が落ちて出来た波紋など変化に気が付きやすい。

以上が私なりに考えた事です。


※実践において良い事も引き寄せるが、悪い事も引き寄せると思うので、仕組みを更に理解してうまく「脳」と付き合っていきたいです。

最後まで読んで下さった皆さんが、少しでも「へー」と楽しく思ってもらえたら嬉しいです。

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