紀伊半島一周旅行 day3
この春一番楽しみにしていた旅行もあっという間に折り返しの日を迎えてしまった。今日は熊野那智大社と潮岬に訪問し、そして和歌山市まで大移動する。
朝は少し遅くなってしまったが、ホテルで有名な温泉「忘帰洞」にチェックアウト前につかり、行きと同様に亀のボートに乗って港に戻り、紀伊勝浦駅からバスに乗って、那智方面に向かった。旅館内に5つほどあるうちの温泉の半分くらいしか入ることができずだったので、また是非訪問して今度こそは全制覇したいと思います!
そして今日も、前日ほどではないが1時間ほど山歩きをするため、熊野那智大社より手前の大門坂でバスを降りた。前日のように険しい山道というよりは、階段のようになっている道をひたすら登るというコース。冬から春になろうとする季節で、歩いているとかなり暑く、神社に着くころには長袖一枚でちょうどよく感じたほどだった。
山道を抜けると、神社の鳥居の先には再び階段があり、その先に境内があった。熊野速玉大社、熊野本宮大社と同じように、太古の神様が祭られており、神聖で厳かな独特な空気を感じることができた。神社からはまわりが開けていて山々を望むことができて気持ち良かった。大きなおみくじもあったのでせっかくだからやってみたが、、大きすぎて振るのも番号を出すのも難しく、結局同じ番号が出るという結末…笑
神社の横には青岸渡寺というお寺もあり、お参りをして、那智の滝へ向かった。道中の売店で、ソフトクリームを食べてから那智の滝へ向かったがひたすらに下り。売店から歩いてすぐの三重塔の手前は、よく写真で見かける三重塔と那智の滝の両方が見える写真スポットがある。そしてさらに10分ほど下った先に、那智の滝の入り口があった。
ここにも小さな神社があり、那智の滝をかなり近くで見れたが、さらに間近で見られるスポットは有料だったがせっかくなのでそこまで行ってみた。一言では言い表せないが本当に壮大で落差も大きく立派な滝だった(…語彙力)。高さ133m、瀧壺の深さは10m、落下する水量は毎秒1トンだそう。これで栃木県華厳の滝、茨城県袋田の滝に続き日本三大瀑全てを見ることができた。
しばらく近くで滝の壮大さを感じた後、紀伊勝浦駅へバスで戻った。次の電車まではしばらく時間があったので、行きに行けなかった勝浦港近くの魚市場を訪問し、マグロ丼を頂いた。足湯に入ることはできなかったが、またの機会としたい。
そして紀伊勝浦駅からきのくに線に乗り串本駅で下車。串本駅は本州最南端の駅。ホームから線路を見ると緩やかに両側とも北へカーブしていて、最南端ということを目で見ても感じられるホームだった。
串本駅からバスに乗って15分ほどで潮岬近くのバス停に到着。まずは潮岬タワーに上って、上から潮岬と一面に広がる太平洋を眺めた。入場券が本州最南端到達証になっていた。潮岬は本州から砂州でつながっている陸繋島であり、海とは反対側を見るとそれがわかった。しかし、とにかく強風だった。
そして、実際に先端へ。タワーの目の前には道路を挟んで原っぱが広がっていてその先に最南端の碑がある。ここまでくると、本当に周りに海しかなく、海がはるか先まで続いているさまを見ることができて、とても感慨深かった。そして夕暮れが近い時間帯だったので、海と空に浮かぶ太陽のコントラストも素敵だった。
そうこうしているうちに、バスの時間になり、串本駅に戻り、ひたすら和歌山方面へきのくに線を乗り継いだ。途中、もう暗くなってしまっていたが、きれいな海岸とテーマパークで有名な白浜を通り、4時間ほど各停の電車を乗り継いで和歌山市駅に着いたのは10時頃だった。
串本から和歌山市までは、乗り継ぎ駅の紀伊田辺駅以外では下車していないので、今度は特急も使いながらゆっくり今回行けなかったところも、行ったところも含めて、またぜひ和歌山を訪問できたらと思う。
あっという間に紀伊半島を一周し、無事にきのくに線を完乗し、3日目が終わった。
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