ご家族の決断
お仕事お疲れ様です。
今回は、ご家族様の施設入所を決断した時のお話しです。
私はデイサービスで管理者をしておりました。
ある時、利用者様のご家族様から相談を頂きました。
相談内容は、利用されているお母さまの施設入所についての相談でした。
ご家族様の在宅環境は、息子さん夫婦とお孫さん、息子さんのお父様と利用者様のお母様が同居しているご家庭でした。
息子様は、在宅で最後までと考えているようでしたが、お父様も外出先で転倒され介護認定を受ける事になったようです。
息子さん夫婦のお嫁さんは、在宅で2人を介護する事が難しくなってきたとの事でした。利用されているお母様は、認知症で常にサポートが必要な状況でした。お父様は車いす生活になってしまったとの事でした。
本来であれば、ケアマネさんに相談する事柄ですが、ご家族様はお母様を常に見てくれている私たちに相談したいとの事で事業所へ来所されました。
私は、安易にお答えする事は控えてましたが、ご家族様はどのような選択をしたら良いのか解らないとの事でした。また、息子さん夫婦は施設に入れてしまう事にも正直、躊躇している事もお話ししていました。
私の役割はデイサービスでのサービスマネジメントが役割と考えておりますが、ご家族様が悩んでいればできる限りの相談には対応しておりました。
もちろん、担当のケアマネさんにも密に情報共有してます。
少々手間に見えますが、状況に最適なサービスを提案をご家族様やケアマネさんにも提案します。判断はご家族様やケアマネさんがすれば良いと思います。
ご家族様は必ずしもケアマネさんだけに相談するわけではありませんので
私たちも他のサービス事業所の役割なども把握する事が大切だと思っています。
今回、相談頂いたご家族様は、グループホームに入所する事を決断したそうです。利用最終日にご家族様がご挨拶に事業所へ来られました。
ご家族様は最後の最後まで、施設にいれてしまう事を悩んでおられましたが
お互いに安心した生活を送る為には必要な決断だと思います。
私はご家族様へ「施設入所してからが新たな介護の関わりになりますよ」と
お伝えしました。時間がある時は10分でも良いので面会に行くよおすすめしてます。家族の時間は大切で本人様もより穏やかに過ごせますので。
親を施設に入所させる事はとても大変な決断が必要なんだと改めて思いました。