ちょっとお話しがあります。
お仕事お疲れ様です。
管理者や人事を担当されている方はこの言葉を聞くと
ドキっとしませんか?
私は管理者になってからこの言葉を聞くと胸がギューッと
します。
なぜなら殆どが退職の相談だからです。
介護業界は離職率の非常に高く定着率も悪いのです。
そんな、私も何度か転職している身なので何とも言えませんが。
退職の相談してきたケアスタッフは私が管理者になって初めて
採用したスタッフだったのです。
このスタッフは20歳のイケイケな感じのとても介護職にはいなそうな
見た目のスタッフなのです。入職初めは、ノリと勢いで利用者様と接したり
となかなか、ガッツがあり頑張り屋さんでした。そんな彼女も3年がたち
国家資格に合格してこれからのキャリアップを期待していた時に
退職の相談がありました。
正直、寂しい気持ちとこのタイミングでなぜ?と思いました。
まずは、スタッフから退職の理由を聞いてみる事にしました。
退職理由は「結婚」でした。
なんと、おめでたい話しじゃないですか。
結婚しても、仕事は続けられないのか相談した所、旦那さんに
なる方が転勤になる為、一緒についていくとの事でした。
このような、うれしい退職の相談であればいいのですが。
私の職場の退職者はほとんどいなかったのですがエリアマネージャーに
なってからは他店のスタッフの面談も対応していたので年間にすると
毎年5名位は退職者がおりました。
毎回、ちょっとお話し良いですか、メールでのいきなりの退職宣言だったり
様々なパターンで退職相談がきます。
管理者やエリアマネージャーのお仕事で一番キツイ仕事だと私は思います。
人事のお仕事の方はもっと大変なんだろうなぁと思います。
介護業界での退職理由は様々です。
私がいた会社の退職理由をちょっと書いてみます。
人間関係
給料
キャリアアップの為の転職
心の疲れ
結婚、妊娠
家庭の都合
上記の理由が多く聞かれました。
本社も含め、管理者会議でいつも、離職防止について話し合いを
繰り返していました。
解決策はなかなか見つかりませが、スタッフ面談を定期的に
実施したり、スタッフとのコミュニケーションをこまめに取るなど
いつでも相談できる環境を作るよう努めています。
また、メンタルフォローは専門科に相談できる環境も作りました。
離職しない職場を作る為には、スタッフ間の関係も大いにあると
思いますので、コミュニケーションを図れる環境も作るように
定期的な食事会や飲み会などを開催して交流を図ります。
色々な事を取り組んでも、退職者は出ます。
私は退職者にはいつも言っている事があります。
「今まで大変な仕事をしてくれてありがとう」
「あなたが居たから皆が頑張れていたんだよ」と必ず声を掛けます。
相手にはどのように受け止めるかわかりませんが
一緒に働いた仲間には最大評価を伝えるようにしています。
私が思っていても相手は思っていないかもしれませんが
何かのご縁で一緒に働いた仲間を気持ちよく送り出す事も大切だと
いつも思いながら送り出します。なので、いつの間にか私の職場では
退職者の最終勤務日はお祭りのように送り出すようになりました。
面白い職場ですよね。
出会いは一期一会ですので、大切にしたいですね。
皆さんの職場での離職防止はどのように工夫されてますか?