初めての特養でのお仕事3
お仕事お疲れ様です。
今回も特養のお話しになります。
お時間ありましたらお付き合いください。
さて、特養の立ち上げから携われて頂いた時のお話しで、前回、前々回まで
お読み頂いた方々にには感謝致します。ありがとうございます。
過去の記事にご興味がありましたら是非お立ち寄り頂ければ幸いです。
今回は、特養が開設する1ヶ月前の従業員の法人研修についてのお話しに
なります。
開設1ヶ月前に採用した従業員の法人研修を行うのですが、当時はまだ施設が完成していない為、どこか大きな会議室をレンタルしなければならない状況だったのです。100名も入る大きな会議室は意外とないもので、ましてや連続で2週間レンタルをしてくれる所が無い状況でした。仕方なく、会場を2か所位レンタルして法人研修が始まりました。
また、法人研修は大変多く、講師を担当する役割分担や資料の印刷など
準備する事が山のようにあり、この状況で法人本部から2名のスタッフを派遣してもらい準備を進めていました。もちろん私も営業と採用も同時進行で
進め、休みも無い状況でした。
入社オリエンテーションから始まり、就業規則や法人出勤簿など様々な法人のルールを説明してから法人研修が始まりました。
法人研修が始まり、私はスタッフの受講態度や性格などをコミニケションを取りながら見ていました。
なぜなら、リーダー候補や主任候補を見つけなければならかったからです。
介護リーダーを12名、介護主任1名、看護主任1名、栄養科主任を決定する為、毎日の研修やグループワークでの発言や周りの気配り、カリスマ性などを見ていました。もちろん、面接の時点で、リーダーの経験者の方もいらっしゃいましたが、リーダー経験者の方は殆どの方はリーダー候補ではなく一般職を希望される方が殆どでした。それでも、お願いしたいリーダーもいましたので打診はさせてもらいました。
研修では、座学メインでしたが、1週間もすると飽きてしまう為、時々
ゲームなどをしながらスタッフ間のコミニケションを図ってもらいました。
その他にもグループ分けをして、チームビルディングをしたり、スタッフの
コミュニケーションスキルや協調性なども見て、ユニットの人員配置を決定していました。人それぞれの価値観や考え方などもある為、マッチングをすることがとても大変でした。また、中には未経験のスタッフもいる為、より
丁寧にユニット人員配置を行いました。
2週間の法人研修を行っている間に、施設の引き渡しもあり、3週間目からは出来たてほやほやの施設で残りの法人研修を行いました。
新しく出来たての施設で研修している時に、数名のスタッフから退職希望者が出てしまいました。
詳しく理由を聞くと、ある人は、施設が出来て改めて大きく、私には勤まらないや、自信が無くなってしまったなど様々な理由でした。
正直、何も始まっていないのにと思いましたが、運営が始まってから辞めては皆さんに迷惑かけてしまうとの事で退職されてしまいました。
その他にも、スタッフ間で小さなトラブルも起きはじめていました。
オープン前から大丈夫なのかとても不安になりました。
オープニングスタッフはどこかの施設で働いてスタッフ達ですので
以前一緒に働いて方もいるようでした。中にはオープニングで入社して
数か月で辞めてまた別のオープニングに入社する方もいるようです。
幸い、私の施設ではそのような方はいませんでしたが、同じ地域で
働くとなれば、何処かでまた、一緒に働く事になってもおかしくは
ないですね。
色々な事が起きながら、研修も終了して、竣工式まで何とか
たどり着き、やっと一息付けた感じでした。
そして、入所予定者の内覧会もオープン前に行い、入所予定者ご家族様の
相談会の対応して何とかオープンまでたどりついた感じでした。
オープン前に全スタッフを正面玄関に集まり集合写真を撮りました。
全員が一緒に集まる事はオープンしたらなかなか叶わなくなりますので
記念に撮影しました。
写真を見るとスタッフ一人ひとりとても頼りになる顔つきになっており
オープンが楽しみになりました。