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狛江湯で温まる
きっかけは本屋での立ち読みでした。それは雑誌で、写真付きで紹介されていました。狛江の一番古い銭湯がイマドキの銭湯になっているらしいとか。慌てて帰宅してタオルを持って出掛けました。
駅から近いはず、だけど煙突は見当たらず・・・。商店街はすぐに終わってしまい、普通の住宅街に入りました。すると、マンションの1階に狛江湯を発見しました。これでは煙突は見つからないはずですね。
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券売機で550円(東京都の銭湯料金)のチケットを買い、靴箱の鍵と一緒に受付の方に渡してロッカーキーと交換しました。初めてなので、システムがわからずまごつきましたが、親切に対応してもらって一安心。
インテリアはシンプルでスタイリッシュな雰囲気で、カフェのようてす。それもそのはず、カフェ兼バーでもあるのです。オープンキッチンなので、煮込みの良い香りが流れていました。
女湯の暖簾をくぐると、脱衣所です。スポーツクラブのロッカールームのよう。
デザインされた番号がちょっとわかりにくいのは御愛嬌だけど、ロッカー自体に問題なし!十分に荷物が入ります。
風呂場もスッキリデザインで、グレー、青みがかった明るいグリーンに、黄色の洗面器がアクセント。好きな配色です。そして、ボディソープ、シャンプー、コンディショナーが常備されていてうれしい😊
肝心な風呂は、あつ湯と高濃度炭酸泉(炭酸濃度1,000ppm以上で医療効果が期待できるとか)が並んでいます。
”炭酸泉”って何だろう・・・。普通に温度低めのお湯という印象でした。もっとじっくりと浸からないとならなかったのでしょうかね。
一方で、あつ湯は当初「熱っ!」となります。とはいえ慣れれば大丈夫でした。しかし、ボコボコと泡立って湯が出てくる場所にはなかなか近づけなかったのですが、ジリジリと間を詰めていき次第に平気になりました。
となると、隣の湯船に手を入れるだけで今度は「ぬるすぎ」と感じるように。私があつ湯から手を入れている様子を隣の湯船から見ていたマダムに「そっちは熱いでしょ」と声を掛けられました。「さっきね、男湯に団体さんが来たみたい。声、響いているでしょ」なんて他愛もない会話をして、隣のあつ湯へ移って行きました。「始めはね、熱いけど。慣れるものね」と気軽に。
そうそう、当然のようにサウナもあります。けれど、私はサウナが苦手。サウナも水風呂もリポートできません…
リニューアルしたこの銭湯は若者が多いのですが、ご近所さんも通っているようです。この"ごちゃ混ぜ"が心地良いのですね。
私は4歳まで狛江に住んでいました。母の実家、つまり私の祖父母の家の隣でした。お風呂はありましたが、引っ越した後も祖父母の家へ行き、時々近所の銭湯へ"イベントのように"通った思い出があります。その時の銭湯は、狛江湯とは別の場所で、とっくに廃業してしまったようです。だから、別の銭湯だとわかっていながら、「狛江の銭湯」を知って、急に懐かしくなったのかな。
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さて、今回の風呂上がりのドリンクは…
定番のフルーツ牛乳かなあ、のはずが、豊富なドリンクのラインナップを見てしばし悩みます。(クラフトビールも飲めるようです。ビールのタップがありましたが、残念ながら私はノンアルなんです)
結局、オシャレ銭湯だから、オシャレラムネに決定。洋梨味なのですよ😌
ラベルがラムネらしくないし。
ラムネって、こんなに飲みにくい瓶だっけ、と思いながら飲み干しました。
では!ホカホカに温まった身体が冷めないうちに帰りましょう。