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初めての一人暮らしは、幼いころテレビで見た“セレブの街”だったーー新卒社員、一年を振り返って


こんにちは!株式会社フィノバレー 推進グループ フィールドチームの佐藤です。
フィノバレーAdvent Calendar 2024の5日目を担当いたします。

はじめに

今年の4月、私は新卒でフィノバレーに入社しました。そして、先月ようやく一人暮らしをスタート。

場所は、私が担当する地域通貨「せたがやPay」が運用されている世田谷区です。それまでは実家の千葉から通勤していましたが、片道2時間の移動はなかなかハードで……。思い切って世田谷に住むことを決めました。

入社して約1年、引っ越してきて半月。毎日バタバタと奔走していたな、と反省の気持ちもありながら、やっぱりどこか達成感のようなものもあり、この機会にこれまでを振り返ってみようと思います。


世田谷との縁

私は高校まで地元・千葉にいて、大学進学を機に初めてまともに東京という街に出てきました。
特に都会にめちゃくちゃ憧れていた訳ではありませんでしたが、テレビでしか見たことが無かった渋谷のスクランブル交差点を初めて訪れたり(横断しただけ)、大学の住所に「世田谷区」と入っているのを見るだけで、なんだかとても嬉しくて、少し緊張したのを覚えています。

そんな東京にも慣れてきた大学生活中盤…就活について考え始める時期、私は自分自身の将来について、かなり悩んでいました。

文章を書くことや、ものづくりは大好きだけど、何か地元のためになるような、いわゆる「地域活性化」にも貢献したい…

後者の経験のために興味本位で応募したのが、大学が紹介する「世田谷区産業振興公社」の短期インターンシップでした。

夏休みの一週間のみ参加するインターンシップでしたが、活動の一環で参加した世田谷区の夏まつりで、偶然チャージ機を出店していたフィノバレーの社員と出会いました。「長期インターンやってみない?」と声をかけていただいて、経験のためにと思い挑戦してみることにしました。

(チャージ機とは?フィノバレー社員が活躍する「出張ヘルプセンター」について、詳しくはこちら↓)


基礎的なPCスキルから、クライアントとの接し方、運用する「せたがやPay」のユーザー・加盟店との信頼関係の築き方。
インターンとしてどっぷり世田谷漬けになって学ぶ中で、自分が持っていた“世田谷区”に対する印象がいつの間にか変化していたことに気づきました。

上品で高級なエリアもありながら、区全体に昔ながらの人情がつくる居心地の良さがあり、なんかあったかい
街の掲示板には常に商店街のイベント情報が貼りだされ、老舗のお肉屋さん、八百屋さんなどが賑わい、学校帰りの子供たちの笑い声が聞こえる。

ああ、こんな街で暮らせたらいいな

素直にそう思いました。その反面、すっかり寂れてしまった地元の風景も頭をよぎり、悔しいような気持になりました。

私の地元のような少子高齢化地域や、人口流出に悩む地域を身近な手段で救いたい。昔からのお店を守りたい。
そんな想いが、フィノバレーへの正式入社を決意させました。

住みよいまち。

大学入学を機に、不思議と生まれた世田谷区との縁。
入社後しばらくは引っ越し先を首都圏全体で調べていました…が、せっかくならその地に暮らしてみて、区民としての気づき、世田谷の新たな魅力を見つけたいという想いが日に日に強くなり、思い切って世田谷に住んでみることにしました。

初めての東京生活

街への印象は人それぞれだとは思いますが、私が幼いころからテレビなどで見ていた「世田谷区」のイメージと言えば、芸能人の大豪邸や敷居の高いお店が隠れ家的に存在するまさに“セレブの街”。

しかし実際に住んでみると、それは大きく裏切られました。

もちろん高級なエリアもありますが、商店街や地元の公園、ふと立ち寄ったお店の雰囲気にはどこか温かさがあって、むしろ暮らしやすい街だと感じました。人々も親切で、ちょうど良い距離感で接してくれる。初めての一人暮らしに不安を抱えていた私にとって、それが本当に救いでした。

優しさと、ご当地キャラクターであふれるまち。

ワークライフバランスもかなり改善されました。
それまで片道2時間かけて通勤していましたが、いくら通勤時間を有効活用するにも満員電車だったり、遅延があったりすると、心身ともに疲れ果ててしまって…。

現場で動き回ることが多い立場上、現在は柔軟に働けているので心に余裕が生まれた気がします。(もちろん、リモートワークなどを活用して働き方を調節することは可能ですのでご安心ください!)

一年を振り返って

大学時代にインターンとしてフィノバレーを知って二年。正式に入社してもうすぐ一年。仕事を覚えるのに精一杯で、気づけば年月ばかりが過ぎてしまっていたなと感じます。

それでも、さまざまな経験を積み、時には失敗もしながら、尊敬するメンバーの皆さんに助けていただく中で、少しずつ貢献できるようになってきたかなと思います。

特に、興味がある「書くこと」を活かして、こうしてnote制作に関わる機会をいただけたのは本当にありがたいことでした。また、自分が「やりたい!」と思ったことに対して、全力で背中を押してもらえる環境なので、毎日前向きに取り組むことができています。(朝起きて、今日仕事行きたくないな…と思わないのは、結構すごいことだと思います)

引っ越したばかりの部屋は空っぽでしたが、自分で選んだ家具や植物を少しずつ揃えていく中で、「ここが自分の居場所なんだ」という実感が湧いてきました。フィノバレーでの仕事も同じで、新卒で知識も経験も空っぽだった私が、少しずつ知識を積み重ね、自信を持てるようになってきていることを感じています。

もちろん、まだまだ分からないことばかりで、必死に食らいついている毎日ですが、これからも視野を広く持ちながら成長していきたいです!

最後に

せたがやPayでは、11月から「アート×カフェスタンプラリー」を開催しています。私自身も休日に近所のスポットを巡ってみました。どのカフェも個性的で、アート作品やインテリアにこだわりが光る素敵な場所ばかり。コーヒーを飲みながら、初めての世田谷暮らしを振り返る時間は、何とも言えない心地良さがありました。

素敵なお店と出会う度に、写真の腕も上がってるといいな…

世田谷での新生活はまだ始まったばかり。この街の魅力をもっと知り、仕事を通じて地域と深く関わる中で、少しずつ「世田谷区民」としての実感が湧いてきたらいいなと思っています。そして、導入先に暮らしているからこその気づきを、他の環境や事業でも活かせるように積極的に発信していきたいと思います!


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