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14週 突然の出血

単身赴妊婦の14週目の記録です。


14週と5日。
昼前に軽く腹痛があるなーと思いつつも、普通に仕事をこなしていた。

お昼を食べた後、トイレに行くとパンツに血が...。

茶色と赤の中間のような色。

これまで出血は無かったから一気に血の気が引く。

流産した過去がフラッシュバックする。

幸い量はあまり多くなかったが、これから更に出る可能性もある。

朦朧とする頭でとにかく病院に行こうと考えた。

その後職場では誰にも理由は言わずに、午後休を取った。

会話をしてもうまく笑えず、いそいそと職場を後にする。

午後大きな予定がなくて良かった。

病院に向かいながら夫に連絡する。

単身赴任中の夫は一緒に住んでいたらすぐに駆けつけるのにと言ってくれた。

2人で泣きそうになりながら、無事でいてとそれだけを祈った。

流産の時より出血は今のところ少量で済んでいる。

それでもできるだけ慎重に、振動を与えないように病院に向かう。

予約をしていなかったが、要件を聞かれ、「出血して...」と伝えると割と早く診てもらえた。

看護師さんに血の量や色を聞かれ、答える。

その後お腹にあてるエコーではなく、初期の下から入れるタイプのエコーで子宮内を確認しますとのこと。

少し久しぶりにあの台に乗り、股を開く。

お願いお願いと神に祈る。

画面には白いモヤモヤがうつる。

どこが何で、どれが赤ちゃんなのか正直分からない。

しかし、先生が開口一番「赤ちゃんは元気ですよ」と言った。

良かった。
本当に良かった。

その後診察室で詳しい説明を受ける。

子宮が急激に大きくなっていくにあたり、胎盤と擦れて血が出たらしい。

今のところ問題ないということ、出血が無くても腹痛があったら仕事は休むべきことなどを言われた。

次この程度の出血があった場合は数日様子を見て、止まったら大丈夫だそう。
ただ、鮮血が出たらすぐに来てくださいと言われた。

とにかく良かった。

診察までの間最悪のできごとばかり考えてしまった。

最近体調が安定してきたこともあり、小走りの頻度が増えたり、出血の前日は立っている時間が長かった。

もっと労わっていこうと思った。

この体は私だけの体ではないのだ。

自分の子を守るように、自分自身を守らなければダメだ。

命に比べたら仕事の何とちっぽけなことか。

最優先事項を再認識させられた14週でした。

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