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自己否定だった人生から自己肯定に塗り替えた人生に!~姉との比較競争を超えて~【後半】
✩目次✩
~前半~
1.北の大地で育つ
2.姉と比較されて
3.学生時代~結婚へ
4.遠かった理想の幸せ~人生の転機~
~後半~
5.過去の人生が塗り替えられていく!
6.家族や職場が次々と再生
7.束縛からの解放、そして才能開花へ
✩編集後記✩
≪インタビューアー:宇崎和雄 研究員 ライティング:宇崎明子 研究員≫
《前半の振り返り》
自分のことを否定し、後回しにする生き方をしてきた佃さん。
後半では、思考のテクノロジーに出合った佃さんが、自己否定を自己肯定に塗り替えて、取り巻く人間関係が変容し、驚きの才能開花を体験されたストーリーをお伝えします。
《前半はこちらから》
https://note.com/vast_eagle460/n/nb17ebef68727
![](https://assets.st-note.com/img/1729328028-APErVSkxKqTJsdGflQUiO6Ca.png?width=1200)
5.過去の人生が塗り替えられていく!
「ここに答えがある!」
直感の赴くまま、私はミロスアカデミーで新次元思考テクノロジーを学び受け続けました。
「父と母を見る目が全てである。」
「自分が自分をどう思っているか?どう見ているか?それが目の前の世界を創り出している」
「自分自身の取り扱いそのものが、周りからのあなたへの取り扱いである。」
…など、これまで私が学んできたものとは一線を画し、初めて聞く話に目からウロコの連続でした。
ある時、Lifeコースというカリキュラム(同じテーマで集まった複数の受講生で行うグループの授業)を受講したとき、講師から姉について聞かれました。
講師:「お姉さんのこと、可哀想だと思っている?」
私:「はい、思っています」
講師:「お姉さんのことを可哀想だと思っているけど、本当はお姉さんのことではなく、誰のことだと思う?」
私:「…あっ…」
自分が自分をどう見ているか…?
姉と比較して「私は愛されない存在なんだ」と思い込み、自分の取り扱いを低くしていたのは他でもない私自身だったのか?
姉は人の目などまったく気にすることなく、やりたいことを全力で、しかもただただ楽しんでやっているだけだ。
なのに私は、そんな姉を「可愛そうな存在」として、卑下して見ていた。
そしてその目は…「こんな自分なんて」という自分のことを低く扱い、自己否定していた私自身を見る目そのものだったのです。
えっ!…ということは、幼い頃の周りの姉を見る冷たかった“あの視線”さえも、自分自身を卑下していた取り扱いがそのまま反映していたのか!」
と、あの冷たい視線の正体が、“自分が自分を見る視線”だったことがわかり、これまでの人生の「なぜ」が次々と繋がり、どんどん解消されていくのでした。
また、当時中学生だった娘が発した言葉
「お母さん、私生きてていいのかな?生まれてきてごめんね。」
この言葉は、私が私を責める無意識の思いを娘が表現してくれていたのだと理解したのでした。
「お姉ちゃんは何もできないから可哀想。だけどあなたは努力すれば何でもできる!」
という母からの言葉にも、当時はそこに母の冷たさしか感じませんでした。
しかし、思考のテクノロジーを理解した今、そこには
「あなただけは幸せになってね」
という、母の私に対する愛のメッセージだったことを初めて感じられたと同時に、過去の母を許すことができ、私の女性性は一瞬で癒やされました。
こうして、間違った思い込みが外れ、自己否定を手放すと、それまで憎しみや怒り、嫉妬や冷たさしか感じられなかったはずの、そのもう片側に、同じ大きさで存在していた慈しみや温もり、愛や感謝を感じることが出来たのです。
まるで過去の人生が次々と塗り替えられていくようでした。
「私は幸せになってはいけない可哀想な存在」
この間違った思い込みが、自分をがんじがらめにしいたとは知る由もありませんでした。
この気づきによる“塗り替わり”はまだまだ続きます。
6.家族や職場が次々と再生
全て自分の自己否定が創り出していたことを理解すると、まず引きこもってなかなか動かなかった息子と娘の行動が変わり始めました。
息子は自室の片付けを始め、買い物や料理、さらには洗い物まで自ら進んで行うようになり、娘も部屋の模様替えを始め、夜間の専門学校に通いながらアルバイトを始めました。
兄妹は昔から仲が良く、家事も分担し、悩み事があれば夜どおし話し合う姿を見て、
「私もお姉ちゃんとこんな関係性でずっと一緒にいたかったんだ」
という私の気持ちに触れることが出来ました。
私が幼い頃に姉としたかったことを、子どもたちが目の前でしてくれていたと理解することが出来たのです。
夫との関係にも変化が現れました。
以前は私に全く関心がなく、むしろ私を責めているとしか感じられなかった夫の言葉の中に、実は私や子供たちを思う愛情を感じられるように変わってしまいました。
私の思い込みが外れるとこんなにも変わってしまう!
結婚して30年近く経った今、一緒にお酒を飲みながら会話を楽しむ時間が増え、夫にこれまで言えなかった思いも伝えることができるようになりました。
夫も自ら自分の苦しかった時期のことを打ち明けてくれるなどコミュニケーションが増え、一緒にいることがどんどん楽しくなっています。
それは私の「こんなことを言ったら嫌われるのではないか…」という周りの目を気にして、言いたいことが言えなかったパターンを超えて、安心して出すことが出来たことで、夫も話せるようになったと思います。
こうして常に自分を後回しにしていた生き方を変えたことで、不安や恐怖をベースにした生き方を手放すことが出来ました。
職場でも変化がありました。
私が私自身の取り扱いを変えると、周りの私への取り扱いも変わってきたのです。
次々に仕事を頼まれて残業が当たり前だったのが、時間通りに帰れるように体制が整い、同僚が私の仕事を手伝ってくれるようになりました。窓口担当の同僚からも、
「佃さんが後ろにいてくれるだけで安心」
と言われるのです。
またある時、支店長が小学生の娘さんとわざわざお店で並んで買ってくれたお菓子を差し入れしてくださったのです。
その話を聞いたとき、親子で並んで私のために買ってきてくれたという嬉しさもあったのですが、ふと、昔幼い頃に父と魚釣りに行った楽しい思い出が一瞬で蘇り、
「私は父からも愛されていたんだ」
と父の愛に触れることが出来、心が和みました。
幼い頃にトラウマになったあの“馬小屋事件”でさえも、父の厳しさの裏側に存在していた“愛”を確実に感じ取ることができ、トラウマから解放されていくのを感じました。
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7.束縛からの解放、そして才能開花へ
間違った思い込みで、自分をがんじがらめに縛っていた束縛から解放された私は、自分でも驚くような行動を取るようになりました。
一つは過去に封印していた“輝き”を仲間に話せるようになったことです。
それは私が21歳のとき、地元の旭川市の夏祭りイベントでミス旭川に選ばれた経験です。1年間、VIP待遇で全国を巡り旭川市の観光PRを務めました。
そんな楽しかった思い出さえも、「こんな私が…」という自己否定が邪魔をして、これまで人に話すことはありませんでした。
しかし、過去が塗り替わってしまった今では、「私こんな体験をしたの!」と、当時の話を堂々と、清々しい気持ちと解放感で話せる私になっています。
さらに、職場では支店長に、自分の体験をもとに、思考のテクノロジーに基づいたアドバイスをする自分がいます。
そんなことは今までの私では考えられないことです。
支店長との面接で、ある上司に対する苦情を聞いたとき、伝えられずにはいられなくなり、支店長が私の話を真剣にメモして
「やってみるよ!」
と言ってくれました。普段は話を聞いてくれないと感じていた支店長が、私の話を真剣に聞いてくれたこと、そして表現できた自分にとても嬉しくなりました。
さらに、表現したい思いに突き動かされて、SNSでの発信も始めました。
機械オンチでパソコンやSNSなど、右も左も分からない状態でしたが、仲間に助けられながらスタートすることができました。
以前は人に頼るのが苦手で何でも一人で抱え込んでいましたが、「頼って良いんだ」と考え方も変わり、今はとても楽に生きられています。
そして、「この私の体験を広く世間に伝えたい!」という思いで、とある協会の活動に加わり始めました。
現在、協会の活動の企画を進めていますが、これまでだと「自分の意見に賛同する人なんていないのではないか」という自己否定から来る不安がありましたが、古い思考を脱ぎ捨てた今の私は、自分の企画が実現することをイメージしてワクワクして活動ができています。
自分の変化と自分が知らなかった才能の目覚めに驚き、これからの未来が楽しみで仕方ありません。
過去の人生が、まるでモノクロからフルカラーに変わるように塗り替えられました。
こんな生き方が出来るなんて、以前の私には想像もできなかったことです。
この体験をこれからも伝え、過去の私がそうであったように間違った思い込みで苦しんでいる人の“一筋の光”となればこんなに嬉しいことはありません。
【編集後記】
やりたいことをやって生きている方はほんの一握りで、「やりたいことをやっている」と言っている方でさえ、それが本当にやりたいことなのかと問われたら、ふと疑問を感じる方が多いのではないでしょうか。
それほど、知らず知らずのうちに抑圧してしまった思いは自分では分からないことなのだと思います。
ですが、思考のテクノロジーを使って、自分の思いを抑圧する原因となった思い込みを解除することで、思いもしない才能を開花していくことができます。
今回の人生のガイドブックをご覧いただくことで、自分自身に秘められている無限の可能性を少しでも感じていただけたら幸いです。
インタビュアー:宇崎和雄 研究員
佃さんは、障がいを持ったお姉さんのことを想い、『五体満足で生まれた自分は幸せになってはいけない』という呪縛のようなものを背負って人生を送ってこられました。
今回の人生のガイドブックでは、思考のテクノロジーによって呪縛のような思い込みを解いて、自分のやりたいことをやる人生に見事に塗り替えられたストーリーを取り上げさせていただきました。
その姿はとても清々しく、他人からどう見られているかに囚われて、やりたいことができなくなっている人にとって、希望の光となるのではないでしょうか。
佃さんの今後の人生がどう展開していくのかがとても楽しみです。
ライティング:宇崎明子 研究員
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㈱ミロス・インスティチュート
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