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非公認2000万円問題

これは自民党にとって最悪に作用する事でしょう。
追い上げている選挙区からすれば、何て事をしてくれたんだと
自民党の公認候補者や陣営、支持者はブチギレているでしょう。
最悪なタイミングで、最悪な情報が発覚しました。

公認料や政治活動費を渡してしまっては禊になりません。
裸一貫で出直し行脚をするから禊になるのです。
何故そんな簡単な事が分からなかったのでしょうか?

公明党はギリギリ粘るという感覚は変わりません。
しかし自民党の優勢候補から演説の焦りを感じる様になりました。
これは昨日まではなかった変化です。
今回は投票券の発送が遅れているので、
当日投票を選択する有権者が多いと予想されます。

悪い情報は72時間あれば、十分に伝播します。
投票券の発送の遅れ、情報が出たタイミング、
そして残り時間、全てが自民にとっては逆風のものです。
おまけに情報が「お金」の事というのが最悪です。

今回の選挙の関心事で55%は「お金」が関係する投票理由です。
これは裏金問題を入れないでも55%で、それを入れると65%です。
お金の怨みは現代社会において何よりも恐い怨嗟です。
2000万円という金額も非常に絶妙です。
ほとんどのマス層の人間が想像がつく金額だからです。
これが数億とかなら実感がわかないのですが、
2000万円だと非常にクリアにイメージ出来てしまいます。

石破政権の寿命は11月のうちに尽きそうです。
その後は再度両院議員総会で総裁を決めるのか、
連立体制の拡大相手をどこにするのかという問題が出ます。

既に維新は石破政権と連立をしないと明言しています。
つまり高市政権にするしか維新を連立に巻き込めないのです。

国民民主は玉木代表を首班にする事での連立入りを示唆しています。
つまり総理大臣のポジションを国民民主党に渡すという事です。
これは過去に村山内閣を発足させた時に自民党が取った手段ではあるので、
可能性はゼロではありません。

この最後の72時間は本来であれば自民党、公明党に味方する時間の筈でした。
しかしその対応を完全にミスした形になります。
最後の72時間が野党の追い上げタイムに変わってしまったのです。
特に森山幹事長の対応と、萩生田候補の対応が最悪でした。
貰ってから10日間もあったのに返金していなかったにも関わらず、
返金を考えているという意味不明なメディア対応をしたからです。

今はあくまでお金はデータ上の扱いという時代です。
返金するのに数分で返金出来ます。
10日間も寝かせて返金するつもりだったでは理由にならないのです。
そういった古い体質はもう崩れ去る運命の様に思います。
それこそがこの選挙が行われている理由とすら思えてしまうほどです。

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