まさかの立憲・国民の幹事長合意
正直立憲に対して嫌悪感というより怨念を抱いているといってもいい
国民の榛葉幹事長が立憲の小川幹事長と国会人事に関しては
合意、協力するという合意をしました。
これはとても意外といっても良い結果でしょう。
首班指名の協力はしないが、国会人事の協力はするという
何とも分かりにくい状態になりました。
首班指名の協力を断るなら、当然国会人事の
協力もしないという結果になるのが必然だと思いますが、
何故か協力するとの事です。
政策実現の為には自民・公明と組みつつ、
国会では立憲の力を借りるというまさに両獲りをするわけですが、
それは国民の支持者からしても分かりにくいですし、
立憲の支持者もそれなら首班指名でも協力してくれないと
筋が通らないのではないかと疑問に思っているでしょう。
連合も含めて政策協議も始めるという事ですが、
これは労組の組織内議員の比例組が多い国民と立憲の特殊事情です。
そうやって3年に1回だけ協力して、参院選が終われば、
またお互いを批判し合うというのは、
自民の政治とあまり変わらないのではないかと思います。
特に今回国民を押し上げたのはインターネット上の声から派生し、
その親和性が高い有権者達で国民の政策に
妥協を許すタイプだとは思えません。
一方で立憲は事実上の小選挙区である1人区で
来年の参院選は自民候補を抑えないといけないわけで
敵が少ない方が理論的には良くても
共産、国民、維新とやり合って勝ってきた候補もいるので、
全選挙区に候補を擁立する責任があります。
選挙の時に協力が見込めない関係を構築するよりも
立憲民主党が目指す社会像とその為の政策を示すのが
先ではないでしょうか?
こういった合意は両党の支持者の熱を冷ますだけであると感じます。
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