vast_duck801

科学 哲学 芸術 自然

vast_duck801

科学 哲学 芸術 自然

最近の記事

やめることについて

今の仕事はスタッフ系と呼ばれる仕事なんですが、よく心無い人たちから「金の無駄だ〜」とか「費用対効果が〜」と言われる立場なんですけど、まぁそう言いたくなる気持ちもわからなくはありません 最近個人事業主見習いをしていて改めて思うのは、組織って大きくなればなるほど、ゲインも大きくなるし、その分内部向けのコストも大きくなるんだなぁ、って思うんですよね。労働組合はいちばんわかりやすくて、組織が小さかったり、大きかったとしても経営者が聖人なら不要な機能なんです。でもそんなことはないから

    • 死について

      なんかこのテーマついて書くのは気がひけますよね。 思えば私は生きることについてばかり書いてましたが、死については書いてこなかったです。 死について書くに至ったのは、書く資格みたいなものを得たと感じたから? 来月心房細動のカテーテルアブレーションを受けることにして、まぁ大袈裟なんだけど、少しだけ死をリアリティをもって考えるに至って、書いても怒られないかな、という安心感を得たのかもしれない。 考えてみるとおかしなことです。誰でも明日死ぬかもしれないのに、なんかこう死について語

      • ZOOM Corpの沼

        もう最近ずっとマイクのことを書いています。 私が10年以上前から愛してやまない日本の音響機器メーカーのZOOMという会社があります。 ユニークなマルチエフェクターやレコーダーを販売されている会社です。ウェブ会議のZOOMと区別するためにZOOM Corpと呼びますね。 そんなZOOM Corpさんがここに来て新製品ラッシュをかけています。 一昨日10chのミキサー&レコーダーLiveTrak L6(3万円台!)を出したと思ったら、今日わけわからん汎用性(9パターンの指向性!

        • 備忘録:AI時代のキャリアについて

          クーリエ・ジャポンの配信でリンダ・グラットン✖️山口周の対談をみました。 共感する内容ばっかりで、気持ちよくなってしまったんですが(←内容に則するとこれはあんまりよくない)今日までの配信なので、備忘に要点をまとめておこうと思います。話の順番とは違ってます (リンダ)生成AIは確かに驚異的だけど、そのもの単体で見るんじゃんくて、技術革新の流れの中の一つとして捉える必要がある。歴史的に見れば、技術革新を目の当たりにした時に重要なのは、「どの仕事がなくなるか」ではなく、「どういっ

        やめることについて

          興味について

          前日のマイクの記事からずーっとマイクのことを考えています。 これ私の癖?で、1ヶ月単位ぐらいで興味の先が変わる。執着が強いんですよね。苦しみの原因になっている気がする。 執着から離れるために現在の興味を整理すると、 ・ポッドキャストの収録、配信 ・スタジオウェビナーの収録、配信 ・ロケウェビナーの収録、配信 を実現するためには、 Zoom H6 essentialとダイナミックマイク×4本とショットガンマイクカプセルを買うのがベストチョイスだと判断しました。 本体が35,0

          興味について

          マイクについて

          今日はもう全然ガジェットの話。私の享楽である音の話です。 先日、イベントでライブ中継をしたんですがZOOM(ウェブ会議ではない方)のH1 EssetialをiPhoneに繋げてUSBマイクとして使ったんですよね。 H1 Essentialは32-bit Float録音が1万円ちょっとで実現できてしまう革命機で、今年の4月の発売の時はちょっと売り切れてたりもしたんですが、そのマイクの部分だけを使ったんですよね。 そしたら全然喋ってる人の声が聞こえないって言われて、もう泣く泣く引

          マイクについて

          困ることについて

          前から悩んでいる、やる気スイッチの話。 どうしたら他人のやる気スイッチを入れられるか、もしくは、自分のやる気スイッチを押すことができるか。 今日セミナーを聞いていて、割とシンプルなことに気づいた。「困らせればいいんだ」 これはもうイヴモリュー先生も同じことを言っていて、「協力しあわざるをえない状況を作るんだ。二つ目のテレビは与えるな」って言ってる。 人や組織を成長させるには、困らせることが重要なのかもしれない。 困らせる、っていうと抽象的だし、ちょっと意地悪だから、もう少

          困ることについて

          隠れ傲慢

          前回弱さからのアプローチについて考えましたが、 まあもうこれ私の基本哲学みたいなもんなんで、深まりそうで深まらない状態になりつつあります。 なんで基本哲学かというと、やっぱり親鸞の影響が強くって、要するに「悪人正機」なんだろうな、と考えているのです。 そんな中、戸谷洋志さんの「生きることは頼ること」を読み進めています。 読んでいてふと思い浮かんだのが「傲慢」という言葉について。 私の大好きな「め組の大吾」の新作、救国のオレンジで、要救助者を救えなくて落ち込む主人公に、先輩が

          弱さからのアプローチ

          キャリアについて考える仕事がひと段落つきそうで、 過熱した私のキャリアオーナーシップ熱も落ち着きを見せようとしています。 個人事業主業も開業届を出したはいいけど何もできていないし…このままだと税務署に怒られちゃう。 キャリアについての考察を進めるにつれ、見えてきたことは「組織であることの価値」なんですよね。 私がすごくそういうタイプの人間で、自分のそういうところをよくないと思っているところもよくないところなんですが、要するに「寂しがり屋」だから、一人でグイグイ事業をして行く

          弱さからのアプローチ

          生産性について

          7年前に購入した洗濯機がそろそろ寿命を迎えそうで、思い切って縦型洗濯機と乾燥機2台持ちという時代に逆行する決断をしました。でもこれがめちゃくちゃよかった。やっぱりドラム型に比べて洗浄力が全然違う。生乾き臭が全くしない。 また、パナソニックの製品を買ったのですが「次亜塩素酸洗浄錠剤」っていうタブレットをポイって入れて洗う洗浄モードがあって、「こんなのハイター入れればいいでしょ」ってバカにしていたんですが、侮っていました。マジでタオルが無臭になる。 タイミングを合わせたかのように

          生産性について

          演劇からまなぶこと

          今日、産まれて初めて小さい劇場で演劇を生で見ました。 音楽のライブは散々見てきたんですけど、演劇ってのは初めてだったんです。 これが、どうして今まで出会わなかったのかと思うくらいのめり込みそうで、すごく喜びを感じたんです。 書きたい観点は色々あるんですが、とりあえず前々から書こう書こうと思っていたパロールとエクリチュールと落語、演劇の関係性について書いてみようと思います。 きっかけはずいぶん前に、「ただスライドに書いてることを読むだけなら、わざわざ説明しに来ないでいい」と言

          演劇からまなぶこと

          においについて

          私はもともとにおいの研究をしていたので、構造式を見るとなんとなくその化合物のにおいが推測できるなんの意味もない特技を持っています。 もちろん調香師さんに比べたら全然なんですけど。趣味のレベルで。 化合物の研究をしているとよくできているなぁと思うのは、人間は自分にとって栄養になる成分から生成されるにおいを感度高く検出できるようになっているということ。 たとえば、必須アミノ酸であるメチオニンやシステインから生成される含硫化合物の嗅覚の閾値はめちゃくちゃ低いし、同じく必須アミノ酸

          においについて

          インフレと利上げ

          そろそろ来年の春闘を考える季節になりつつありますが、私の好きな渡辺努先生が利上げに対して苦言を呈しています https://diamond.jp/articles/-/348830 先生の本は世界インフレの謎がすごくわかりやすくて、要するに ・インフレは需要と供給のバランスが崩れて生じる ・普通は好景気による需要増が原因だけど、今回はコロナによる供給源も背景にある ・政府の景気のコントロールの手段は基本的には利上げによる需要抑制、つまりブレーキコントロールによるもの ・だか

          インフレと利上げ

          多様性の価値

          また長いブランクを生んでしまったが、ブランク期間中にいろいろありました。 端的に言うと命の危機を感じるようなことがあって、10月くらいに手術を受けることになったんです。 いやはや黒澤明の「生きる」じゃないけど、ほんと有限性って価値観変えますよね。ある意味よかったと思っています。 そんななので、ちょっと将来に向けて重い腰をあげようと思い、技術士の試験に申し込んだり、個人事業主の開業なんかをやっていました。 技術士の方はそろそろ勉強しはじめないとな…勉強やだなあ…まあでも名刺に書

          多様性の価値

          リビドーについて

          今日は、今日も、なのかもしれないが、やはり気づきがある。 知人とはなしていたところ、彼の歯に絹を着せぬバイタリティに、リビドーという言葉を思い出したのだ。 リビドーとは、よくよく考えてみるとすごくいい言葉なのではないか。多分世間一般には、性欲を連想させるのだけど、生欲という解釈がマッチしている。 生欲が足りていない、ということなのではないか。組織や社会に蔓延する病とは。生欲に対して、去勢された社会なのではないか。 そういう風にとらえると、多様性へのムーブメントは大いに歓迎

          リビドーについて

          評価の自己システム化

          今日は5時から作業しようと思っていたら4時半に目が覚めてしまって、 まあ午前中は調子いいんだけど、昼食後にグッと眠くなるよね… ただこれは起きる時間の問題ではなくて、寝る時間が遅いことが問題なので、 今日はもうこれを書いたら寝ようと思っています。 早起きは三文の得っていう言葉は、そのままお得だよっていう意味と、 あとちょっとしか特になんないからあんま意味ないよっていうような意味とがあるって聞いたことがあります。どっちなんだろうねえ でも今日なんかで目にした自己啓発の推奨の

          評価の自己システム化