高学年の心に火を灯す学級づくりと授業づくり#2【2.心の火が消えてしまったのはなぜ?「強制と矯正」】
学ぶことや学校生活に向かって絶え間なく燃え続けていた炎が、なぜ消えてしまったのでしょうか。
もちろん、高学年という発達段階もあるでしょう。高学年ともなれば、人間関係が広がり、時間的展望も発達します。それにより、考える力も発達していくのですが、関わる人が多ければ多いほど、悩みや葛藤も増えます。したがって、悩んだり葛藤することは特別なことではありません。考えることが増えた、周りの人のことを考えるようになったことにより、自己主張をためらうことも増えるでしょう。低学年のように自己主張