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お師匠さんのクラウドソーシングにおけるクライアント・フリーランサーの見極め方【前編】
ども、こんちゃ!
お師匠さんの初投稿なのじゃ。
わしのフリーランス苦労一筋10年の経験をもとにしたノウハウを、ここに書き記しておくぞい。(これはあくまで個人の見解によるものなのじゃ)
今回のお題は「クラウドソーシングにおけるクライアント・フリーランサーの見極め方」についてなのじゃ。
ここでは発注者を「クライアント」、受注者を「フリーランサー」と表現するぞい。
「見極め方」と書いておるが、これを読んだだけで出来るような簡単なものではないこともご理解頂けると助かるのじゃ。
出来れば仕事を発注する側と受注する側の双方にとって役立ってくれると良いのぉ。
また、全部書くと長くなってしまうので、前編と後編にわけておるぞい。
クラウドソーシングにおける基本的な流れ
一般的なクラウドソーシングにおける受注の流れに従って、問題が起きるポイントについて説明するぞい。
(わしは主にクラウドソーシング系のサイトを活用しておるので、それをベースに説明させてもらうぞい。)
まず、基本的な受注の流れは以下のようになるぞい。
クライアントは、クラウドソーシングサイトで仕事の募集をかける
↓
フリーランサーは、クラウドソーシングサイトで受けたい仕事を探して応募する
↓
クラウドソーシングサイト上で仕事の内容の確認や調整、金額の見積もりなどを行う
↓
双方の条件にマッチすることで契約が決まる
↓
以降はクラウドソーシング上でやり取りをしながら、納品などを行う
至って普通の流れじゃ。
しかし、ここには大きな問題が起きうるポイントがいくつか潜んでおる。
募集時の注意ポイント
まずはここじゃ。
クライアントは、クラウドソーシングサイトで仕事の募集をかける
ここでは当然、クライアントは自らが実現したい要望や納期、金額などを募集要項として記載して、フリーランサーを募ることになる。
そして、フリーランサーはその内容やクライアントのプロフィールなどを見ながら、己のスキルや実績と照らし合わせて受注可能かどうか検討する。
この際には、基本的には上辺だけの情報しかない事が多く、クライアントが良質であるかどうか判断することは非常に難しい。逆も然りで、とんでもなフリーランサーが応募してくる場合も考えられる。
この問題を出来るだけ避けるポイントとしては、こうじゃ!
【クライアント】
・簡単なプロフィールやプロジェクトの雰囲気を書いておく
そうすることで、最初の印象が少しだけ柔らかくなる事に加えて、フリーランサーが参入しやすくなる可能性が高まる。
例:このプロジェクトでは、Slackなどのチャットツールで活発にやり取りが行われており、問題解決へのプロセスが明確です。
・募集条件を明確で必要最低限のものだけにしておき、可能ならスキルの条件に少し余裕を持たせる
何を求めているのかをわかりやすくかつ対象範囲を広げる事で、多少条件に合致しなくても良質なフリーランサーが応募してくる可能性が高まる。
例:使用言語はPythonで、それに関連するミドルウェアを望みますが、こういったものを使ったほうが良いといった提案も受け付けます。
・自己紹介や実績などではなく、案件に対するいくつかの固有の質問を応募時に書いてもらうようにする
募集要項をしっかりと読んでいるか、またやる気があるかどうかなど人間性という面において判断するヒントとなる。
例:XXという機能を実装する場合に、どういった方法で実装されますか?また、こういった方法を使えば良いといったものはありますか?
・応募してきたフリーランサーの実績などが過剰に表現されていないかどうか確認する
もちろん本当の場合もあるが、多少良い見栄えになるようにプロフィールや実績を書く場合もあるため、実際の所がどうなのかは興味があれば具体的に突っ込んで聞いてみるのも一つの手。
例:XXの知識に精通しています!YYの知識をマスターしています!
・予算に余裕があるなら複数人を雇う
当たり前ではあるがリスク分散としては有効な一つの手であり、フリーランサー側も負荷を感じすぎずに済む。
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