61 東京タワー江國香織　独身男と既婚女の最後。

　　1日に何回かはやはり彼を思い出す。
今どうしてるかな？私の存在は完全に無くなって思い出す事もないだろうが私はやはり
引きずったまま。変わったのは歳をとったこと　　老化が進んでしまった事‥
　　
東京タワーのドラマ最終回が今の私にドンピシャ過ぎて苦しくなった話。

ドラマの中で不倫したMEGUMIのセリフ
　　40すぎてこのありさま
貴方に出会わなければこんな事にならなった　　もう２度と会いたくない
　おばさんの心弄ばないでよ　
甘ったれのガキが！　　そう言ってプレゼントされたマネキュアを投げつけ彼の元を去る。

年下彼は感情溢れて

『もうあんたみたいなオバサン懲り懲りだよ』
そう叫ぶ。

思いを断ち切らす為のMEGUMIの最後の優しさ、ドラマとは言え悲しすぎる。
　彼の気持ちも既婚者である女性の気持ちも痛いほどにわかり過ぎる。　　

私も同じようにオバサンは懲り懲りだよなんて思われたかな？　

前のつぶやきでも残しているように、
私が一年前、どん底にいた時。
新しい彼女が出来て私と行く予定だった
海外アーティストのLIVEは私とじゃない
新しい彼女と旅行を兼ねて四日間都内旅行をする。　
その前には車を買うからと50万貸していた。
必ず返してくれるのは分かってたけど
私に返金するより彼女との旅行にお金を使ったりシミ取りやホワイトニングにお金を
使ったり。　それが何となく許せなかった。
私の嫉妬もあったから、出来たばかりの彼女によく見られてたいがためにお金を使うのがムカついてた。私の借金返済に充てるならまだしも‥

　だから旅行中に返金を求めるLINEをした。

旅行から帰ってすぐ彼は出会い頭でぶつかる事故をした。日本に来て初めての事故‥
　　私が怒っている意味がわからないなど考えていた　私の事を考えていた、そうしたら事故したと。
　呆れた。　悪い事が起きたら私のせいか！
完全に旅行疲れだろ！旅行から帰った翌日の事故、、　有休とって遊んで帰って切り替え出来てない証拠じゃん　何で私のせいみたいに言う？恥ずかしいわ、そんな事言うなんて。

　付き合いはじめの頃、バイトに行く前に
バイク転倒をした時にも私を思い出したって言われた。　僕の事思ってなかった？って。

　『僕を強く思っているからこんな事が起きる』　　良くも悪くもその人の事を思っていたらその人に念がいく、そんな風習？が
彼の国ではあるそうだ。　そう説明された事があったからその事故の事を言われた時にも
僕に対して嫌な事を思っているから
僕が酷い目にあったんだと遠回しに言われたような気がした。

　はー？何じゃいそんな都合悪い風習！
知らんがな　だ。　ひどい国だわ
私日本人で良かった。

でも、旅行から帰っての事故は
私の念が伝わったんじゃないかとも少しは思った。　腹が立って仕方なかった事も
彼女と別れてしまえ！　彼女が性格最低な女性だったらいいのに！私と離れて後悔すればいい！　事故ってしまえなんて思わなかったが
少なからず新しい彼女が出来てからは口には出してないがやはりマイナスな事ばかり
願っていたと言うか思ってた。
　　だから事故したストーリー写真を見た時にはざまあみろって少し思ったのは今になって白状する。　　
　
　宗教にしても考え方にしても自分本位で
結局　私みたいなオバサンは彼の都合良い人として扱われたんだよね　暇つぶしの為、自分の欲を満たす為の存在　それをバカだから
私の事を好きで居てくれるからと勘違いしていたんだよね　　所詮、どれだけ好きでも
別れる未来に間違いなかった私達。
　誰にも取られたくない私だけの彼で
ずっとずっといて欲しかった。
あのまま誰にもバレる事なく続けていたかったし彼をずっと助けてあげたかったし
代わりに私の心を満たしてくれる存在でいて欲しかった。
　
　今、彼の中で私を本当に振り返る事がないのだろうか？　くそ！ブロックしやがって！
って怒りは勿論あるでしょ？
ブロックして関係を断ち切る事でしか
私の精神状態はキープできない本当にしんどかったから。　幸せな彼　私じゃない女性と居る彼　　私の知っている彼じゃない
新しい彼女に染まっていく彼を見たくない知りたくない　毎日が苦しくて寝るのでさえ
苦痛だったからごめんなさいブロックしてしまった。

　彼のアパートには私があげたものがまだ残っているはず。それを見る時使う時に思い出さないの？
　
　彼の未来の邪魔はしない　応援する
幸せを祈る　そう言ってたのに全く別人の私。

私との先は無い結ばれないのは最初からわかっていた事　今更嫉妬してもどうにもならないのにいつまでも執着したまんま。

　　

　本当は　会いたいよ　出会って間もない
新鮮な気持ちの時の彼に、
アルバイトに来て私を助けてくれていた
優しい彼に、　
　遠距離になり会いたいよって甘えていた時の彼に、　　日本語一緒に勉強して教えてよって私に頼ってきていた彼にもう一度　会いたい。

　でもねー今の彼には絶対に会いたくない。

どこまでもどこまでもあまのじゃくなオバサンでごめんなさい。