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全てを手に入れたいと思っていた。

私たちアラフォー世代は全てを手にしたい、
いや、手にしなくちゃ、手に入れられるはず、
という固定概念が強い世代なのかなと。(私だけかも?)

少し上の世代は20代で結婚をして子供もいて、
共働き、専業主婦の全てが受け入れられた家族の形がある。(大多数?)

私たち世代は就活も頑張ればそこそこの会社に内定が決まって
女性のキャリアも築きやすい環境に身を置いている。

全てほしいんじゃあ。
キャリアも家族も趣味も全部。

そんなことを同年代男性の友人に話したら
「そんなにすべて手に入れようとしてどうする?!」と一括されました。

男女でも考え方が違うし何とも言えないけれど、
全部手に入れたら幸せで満足できるって思っていたのは私でした。

同性の友人でも子供はいらないから結婚も晩婚でいいって言う子もいるし。
私は欲張りだったのかな?
全部ほしいは欲張りだったの?!

でもね、私ね、
人生設計の中で一番先に手放したものがあるんですよ。

「子供を持つ人生」

子供が欲しくてガチ婚活していた時期がありましたが、
子供が欲しい前提で誰かと家族になるってハードルが高くて。
もし、子供が出来なかったとしてこの人と一生を添い遂げたいのかな?
って自問自答した時になんか違ったのです。

そうしたら、婚活のモチベがなくなったんですね。
子供は欲しいけど結婚したくないのかも?ってうっすらと。
ただ、好きな人と楽しく幸せに生活することを私は望んでいるのかもって。

そんなこんなで頭でっかちになっているうちに
身体のリミットも刻々と近づくわけですよ。
そんなときに限って婦人科系で定期検診が必要な症状が発生しちゃうし。

「子供を持たない人生の選択もあり!」

これを受け入れるのにすっごく辛くて苦しかったです。
だって、子供のころから当たり前に思っていた結婚、出産するという
概念を今更覆すわけですから。

でも、子供が欲しい前提で進めていた人生設計に気が付いたときに
なにか憑き物が落ちたみたいにふって気持ちが楽になったんですね。

がんじがらめになっていた概念を手放したときのあの感覚は
今でも忘れられません。

しがみついて、放したくなくて、たくさん泣きました。
お風呂の中でわんわん泣きました。

でも、自分を苦しめていた概念が薄くなったらとても生きやすくなった。

子供は好きだし、母親になりたいと思うし、
家族を作りたいともまだ思います。
そういう機会があれば喜んで!!ですよ。

でもさ、色々な選択肢もあるしさ。

全てを手に入れなくても幸せになれる。
手放すことでもっと生きやすくなることもある。

幸せはいつも、自分の心が決める(みつを)

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