実存的不満と学問への動機~ぼくが社会学をはじめた理由~
結局のところ、ぼくの学問への動機は、実存的不満からでしかなかった。ぼくは社会学を専攻しているが、別に社会問題に本気で取り組もうとか、なにか理想の社会像があるとか、そんな高尚な考えは一切ない。ただぼくは、自分が長年抱えてきた実存的不満(自分はなぜ不幸せなのか、人生に輝きがないのか)を解消したくて社会学をやっているだけなのだ。
ぼくは高校を卒業してからというもの、常に満たされない気持ちを抱き続けてきた。その理由はいまいちわからない。孤独が原因だと思い、仲間づくりをしたことも