がんと向き合う話

兄ががんになりました。
咽頭がんでリンパ節転移しています。
兄は治療に前向きではあるのですが、私はとても落ち込んでいたり、前向きになったりしています。
今のところ放射線治療や抗がん剤治療を続けて、がんが小さくなれば手術ができるかもといった感じ。
昨日会ったらこぶのように横あごのリンパが腫れ、顔は抗がん剤の副作用で発疹がひどくかわいそう。
体中がだるそうで見ていられない。
いつも弟の前で強気だった兄は相当に老け込み弱っていた。


私は普段明るいのだが、息子が受験に失敗したり今回のように家族が病気になるととても落ち込んでしまう。
私は心が弱い。
今日仕事から帰ってきた妻に、
「治る人もいるし、前息子が受験落ちたときも本人より落ち込むのが良くないから前向きに」
みたいなことを言われてぶちぎれてしまった。
そんなことわかってるけどオレだっていつでも前向きになんていられないよ。
もちろん心配しての言葉だったのはわかるけど、勝手に立ち直るから余計なことは言わないでくれと思ってしまう。
今日は余裕がない。
妻ごめんよ。
でも偉そうに説教しないでくれ今だけは。


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