ホッとしましょう
旅人と共に楽しむガイドを目指している てんです。今回は地元で人気な場所をご紹介します。前回の記事でも触れていた玉露ですが、京田辺市民ならば、この場所やお店に行ったことある!と答えてくれる玉露を取り扱っているお店です。
一件目では、普賢寺にあるふれあいの駅です。こちらは舞妓の茶本舗も併設しています。この建物は変わらず普賢寺のシンボルとして親しまれる場所です。
このふれあいの駅には地域の農産物を販売しようと、農家さんが始めた直売所となり、季節の食材を収穫した野菜やお⺟さんたちが作ったお味噌やお寿司などの加⼯品、手作りのお菓子や手芸品もあります。店内はとても明るくほっこりする雰囲気でのんびりできます。
この5月はお茶摘みが開始されるので、お目当てのカフェブースはありませんでしたが、地元でできた普賢寺米のおにぎり、抹茶ラテなども楽しめます。3月、菜の花の開花が始まると、黄色いじゅうたんを一面に敷いた風景や天気がいいとお弁当をもってピクニックに来る方も見られていますよ。近くには約1300年前の国宝 大御堂観音寺がここ普賢寺にあり、散策した後はお茶の香りがする、ふれあいの駅でゆっくりしてみてはいかがでしょうか。
二件目はMAIKOの茶 ブティック
こちらは直営店となります。季節に合わせてブレンドした茶葉が揃っていて、抹茶やお茶好きの方にはたまらない季節のパフェや、ランチメニューには玉露のそばやおかゆも食べることができます。
お茶摘みは早くて5月のGW終わりから始めていきます。最初の新芽を摘み取ってつくられた一番茶は、昔から不老長寿の縁起物として重宝されており、八十八夜 (立春から数えて八十八日目) に収穫されたお茶を飲むと1年間無病息災で過ごせると伝えられています。
直営店では早速販売されているので、訪ねてみました。
お茶の種類もたくさんありますが、日本を代表する抹茶、玉露、煎茶、番茶があります。お気に入りの味を見つけてみるのも新しい発見に繋がっていくと思います。皆さんは、茶摘みの歌があることはご存じですか?自分の母もよく茶摘みをしながら歌ってくれたことがありました。
茶摘
1.夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは茶摘ぢやないか あかねだすきに菅(すげ)の笠
2.日和つづきの今日此の頃を、心のどかに摘みつつ歌ふ 摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ 摘まにや日本の茶にならぬ
新芽は手で摘んでいく手間のかかる作業です。愛情の一杯を飲んで、ホッとできる時間を作り、新茶の味を楽しんでみてくださいね。