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DATASaberに認定されるまで。そして旅は続く

12/5にAPPRENTICEとして旅を始めてから、3/1にDATASaberとして認定されるまで。私がどんな風に取り組んできたか、今思えばここが重要だった!と思うところを中心にまとめました。
これからチャレンジしようと思っている人が何をどんな風に取り組むのかを具体的にイメージするための手助けになればうれしいです。


1.コミュニティ活動(パブリック)で何をするか

私の場合、師匠と1対1の環境で、一緒に活動をするメンバーが近くにいなかったこともあり、一人でできることを中心にセレクトしました。
そもそも、Tableau初心者の私には「Tableau Community Forumsでの質問回答」や「Tableau関連の講演」という選択肢はなく、残されたのは「Tableau PublicへのViz投稿」と「Tableau関連のブログ記事の投稿」しかなかったというのが実態です。結果的に、自分のレベルとペースに合わせてやれたので、この2つはすべての人におススメの取組みです。

試練の90日間が終わった今思うのは、APPRENTICEの期間中にパブリックのコミュニティ活動にどう取り組んだか(何に取り組んだか)が、DATASaberとしてスタートラインに立った時の自分に直結する、ということです。
なので、1番最初にそのことをについて触れておこうと思いました。

Ordを通じて習得できるのは基本的な操作が中心で、それだけではTableau Publicにあるような美しいVizを作ることはできないし、人にTableauの魅力を伝えることも難しいです。
私の場合、美しいVizに惹かれてTableauに興味を持ったこともあり、Workout Wednesday(以下、WoW)を中心に活動することに決めました。WoWを通じて諸先輩方が生み出した無限にある表現テクニックに触れ、少しだけですが自分が思い描いたVizを作れるようになりました。
※どんな風にWoWに取り組んだかについてはこの後に詳しく書きます

半面、誰かと共同で何をするといったようなことには取り組んでいないので、発信力といった面はこれから勉強です。
共同でイベント開催をしているAPPRENTICEの方もいて、スゴイなーと思いながらそのイベントに参加していましたw

|| ポイント|| コミュニティ活動は90日後に何ができるようになっていたいかを意識して選ぶ

2.スケジュールの立て方

自分を追い込むためにも、2ヵ月で技術力もコミュニティ活動も終わるよう設計しました。結果、すべてが整ったのはリミットの1週間前、最終試験は3日前というギリギリでした。

私の場合、ZEN問答の沼にはまり(8回目で合格…)、最初は何とか自力でがんばっていたのですが、どんどん時間も過ぎてもうこれ以上は最終試験の日程に響く!となったタイミングで師匠にSOSを出して、急遽ディスカッションの場を設定していただきました。あらかじめ細かくスケジュールを決めていればどのタイミングが最終リミットなのか判断しやすいです。

|| ポイント || スケジュールはできるだけ細かく立てる。かつ余裕を持った日程にしておくのは必須。
※注意※ APPRENTICEの期間は90日間(3ヶ月ではない!)。12/5からスタートしたので何となく3/5がリミットと勘違いしていて最後に焦りました…

▼技術力
・1週間に1Ordを基本ペースに
・年末年始の仕事が休みの期間は1週間で2Ordの詰め込みで
▼コミュニティ活動
パブリック
・Tableau PublicへのViz投稿:Workout Wednesdayを1回/週ペース
・Tableau関連のブログ記事の投稿:noteに記事投稿を1回/週ペース
組織内
・Viz共有:事業計画策定に合わせて議論用のVizを1月中に6個提供

以下、実際に私のスケジュールイメージです。
途中からWoWにはまりましたw

スケジュール

3.Ordの取り組み方

人それぞれなので正解はありませんが、私はこんな感じのルールでやっていました。
①何も見ずに自力で全問トライする(当然、いろいろ分からない)
②KTさんの動画を見ながら一問一答形式で解く
③もう一度何も見ずに自力で全問通しで解いてみる(まだ分かっていないところがある)
④動画を見返して確認した後、何も見ずに再度自力でその問題だけ解く
⑤以降、全問自力で解けるようになるまで④を続ける

②の段階で分かったつもりになっているのですが、③実際に自力でやってみると理解できていないところが判明するので、これを完全につぶしていくことが大切です。
それでも、試験前に復習すると分からない問題があります。しかもいっぱい…
最終試験前の復習方法はこの後詳しく書きます

|| ポイント || 提出前に全問自力で解けるようになっておく

4.WoWの取り組み方

こちらもいろいろな方法があると思うのですが、私のやり方をご紹介しておきます。
①1時間くらい自力でがんばってみる
※Ordを全部クリアしていても、最初は100%どうやって作るのか全く分からないので、1時間以上悩んでも1ミリも進まない!
②-1 Donna Colesさんのサイト※を見ながらその通りにやる
②-2 少し経験を積むと見た目だけはそれっぽく整えることができるようになってくるので、そんな場合は、出題者のVizをダウンロードしてどんな風になっているかシートを見てみる

※Donna Colesさん
WoWの詳細な解き方をスクリーンショット付きで解説してくださっている超絶すごい方です
https://donnacoles.home.blog/

WoWをやるメリットは、Ordを取り組むだけでは知りえないViz表現テクニックを勉強できるところです。
まずは”見よう見まね”で全然OK。Google翻訳さんのお世話になりつつ、Donnaさんのサイトを見ながらポチポチとやっているうちに、あれ?これってこないだと同じ方法でやれる?とひらめいたりするようになります。
点と点がつながって線になるイメージです。
個人的には、Viz表現の引き出しを増やす最短の道のりではないかと思います。ぜひ、たくさんの人にチャレンジしてもらいたいです。

|| ポイント || WoWはとにかくおすすめ!!

5.コミュニティ活動(社内)

最もスケジュールどおりにいかなかったのが社内コミュニティ活動です。
こちらは会社によって諸事情あると思いますが、参考までに私が引っかかった点をお伝えすると…

①Tableau分析環境が整わなかった
弊社ではTableau Serverが導入されていて、分析環境もViwer向け、Explorer向けと複数用意されています。DATASaberチャレンジは、プライベートPCからTableau Publicを使っていました。それとは別に、会社のTableau分析環境をExplorer向けで整えるのに(Viewer向けは既にあった)想定以上の時間がかかってしまい、スタートが大幅に遅れました。今思えば、分析環境構築に相応の時間がかかるのは当たり前なんですが、当時は申し込めば2~3日でいけると軽く考えていました。

②分析データを準備するのに手間取った
分析のためのデータを探してくるのも初めてのことだったので、どこに欲しいデータがあるのか、からのスタートでした。
師匠に相談し、とりあえずSnowflakeのトライアルを申込み、よく分からないまま試行錯誤でODBC接続でExcelに取り込んで、、、とやっているうちにあっという間に2週間が過ぎました。
この辺りの話は、noteの記事にまとめているので同じ問題にぶち当たった人は参考にしてみてください。

③シンプルにダッシュボードの作成に時間がかかった
やっと準備が整って、いざダッシュボードを作ろう!となっても、いったいどんなダッシュボードを作ればいいのか全くイメージができず、ひたすら周りにどんなものがあればいいか聞きまくりました。欲しい情報ややりたいことが決まったら、今度はどんなデザインにしたらいいのか、、、せっかく作るなら美しいVizにしたい!と欲張ったのもあり納得いくまで作りこむのにかなり時間を要しました。ここでWoWで培ったテクニックが大活躍です。

結果、社内のコミュニティ活動のポイントが整ったのは、予定より1ヶ月遅れの2月中旬でした。

|| ポイント || 社内のTableau環境は事前に確かめておく。準備には思っている以上に時間がかかる。

6.最終試験対策

基本、出題範囲はOrdの中に限られるので、ひたすら復習あるのみです。

▼Ord1、3、5、8、9(テクニック系)
・トータル6回、復習しました。
・最終試験は時間との勝負もあるので、1問5分、30分で6問は回答できるまで自分のものになっているとベスト。
・問題に対する回答を丸覚えするのではなく、問題の意図に対する回答パターンを自分のものにしておかないと通用しない。

|| ポイント || 1問にかける時間を意識することと回答方法のパターン化

▼Ord2、4、6、7、10(知識系)
・細かいエッセンスを暗記するというよりも、重要なキーワードや概念を自分の言葉で説明できるようになっておく必要があると思います。
・私の場合、テクニック系の復習がある程度目途がついたタイミングで(ほぼ最終試験直前)、再度、出題項目や先輩たちがまとめてくださっているnoto記事とかを参考に見直しをして頭の整理をしました。

|| ポイント || 暗記よりも自分の言葉で説明できるように


いろいろ書きましたが、基本、思い通りにいかないのは当たり前。
困った時は師匠やコミュニティに助けを求めれば必ず誰かが手を差し伸べてくれます。
それがTableauコミュニティの素晴らしいところです。
なので、きっと大丈夫です。
May the Force be with you & me !!


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