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タイガーインディ

こんにちは。Mr.CDです。

私は競馬が好きです。
2021年、友人となんとなく観た大阪杯。
なんとなく始めてみたウマ娘のアプリ。
偶然か必然か、色々なきっかけが重なり競馬が好きになりました。

それから3年、いろんな馬を好きになりました。
グランアレグリア、ウインピクシス、ユーバーレーベン、ステラヴェローチェ…
グランアレグリアは衝撃的でしたね。当時、競馬初心者だった私でも分かる圧倒的な強さ。
歴史的名馬の走りをリアルタイムで見れたのは幸運でした。興味のある方は、是非YouTubeで検索してみてくださいね。
2019阪神カップ、2021ヴィクトリアマイルあたりがオススメです。

また、ウマ娘は今も楽しくプレイしてます。
ナリタタイシン、ウインバリアシオン推しです。

少し脱線しましたが、この記事のタイトルであるタイガーインディも競馬を観るようになって好きになった一頭です。

タイガーインディを知ったのは2023/12…その前に、この馬を簡単に紹介します。
血統は父シニスターミニスター、母モンターニュドール(母父ヘネシー)。
2020/02/01に京都競馬場でデビュー、03/07に初勝利を挙げます。
2021/04/17、3勝クラスを勝利しオープン入り。オープンクラスを5走して5着2回と頑張りましたが、2022/03/06総武Sを最後に地方競馬へ移籍。
地方競馬では19戦4勝(うち重賞3勝)、ダートグレードでもJRA所属馬を相手に3着2回と活躍を続けましたが、故障もあり7歳で引退しました。

こうして調べてみると、私が競馬を観るようになった2021年はJRAで走っていたんですね。
その頃の私は芝の重賞を中心に観ていたので、申し訳ないんですがタイガーインディのことは知りませんでした。

2023/12/20まで時計の針を進めます。
園田競馬場で行われる兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII)を予想するため、私は出馬表と睨めっこしていました。
第一印象は、セキフウとサンライズホークを中心としたJRA勢で堅そう。馬券は相当絞らないといけない…というものでした。

結果は、ハンデ戦ということもあって地方所属馬のスペシャルエックスが3着に入る小波乱の結末となったんですが、このレースの出走馬の1頭がタイガーインディでした。
前述の通り、JRA勢で堅いと思い込んでいた私は
「地方馬は来ないだろうな…」と思いつつも出走馬の過去レース(前走だけ)を動画でチェックしました。
その中でタイガーインディのレースを観たときです。
「あれ?この馬強いぞ?走破時計も良い」
ぶっちぎりで勝利するその姿にとても驚き、惹かれました。
更に戦績を遡ると、JRAのオープンクラスまで登り詰めた実績があることを知り

「斤量差もあるし、これは一発あるぞ」と。

残念ながら9着と力を出し切れませんでしたが、私は「こんなもんじゃないはす…もっとこの馬の走りが観たい」と、ここからタイガーインディを追いかけるようになりました。

次走は2024/02/08、兵庫ウインターカップ。
姫路競馬場で行われる重賞ですが、圧勝でした。
馬なりで直線を向いた時点で先頭。
力の違いを見せてくれました。待望の重賞初制覇です。

その後の黒船賞(JpnIII)では人気上位が不良馬場に苦戦する中、3着と大健闘。嬉しかったですね。
ダートグレードでも通用するところを証明してくれました。ちなみに馬券は外れました。

活躍は続きます。
兵庫大賞典、オグリキャップ記念と重賞を連勝。
特にオグリキャップ記念は強力な南関勢、先の黒船賞2着馬ヘルシャフトが参戦したハイレベルな一戦でしたし、非常に価値ある勝利だったと思います。

ちなみに勝った重賞と3着に入った黒船賞はどれも距離1400m。
いま思えば、ベスト距離だったんでしょう。
タイガーインディは現役時代に8勝を挙げましたが、そのうちの7勝が1400m。
1400mの成績は〔7-1-2-3〕、複勝率77%は驚異的です。1400mの鬼というやつです。

今が全盛期ともいえる走りを見せる中、次走に選ばれたのは佐賀のサマーチャンピオン(JpnIII)。
距離はやはり1400m。
このレースは台風の影響で日程が08/29→09/01になったことでJRA所属馬が全て地方騎手へ乗り替わりになるイレギュラーな状況で行われましたが、タイガーインディは単勝3番人気に支持されました。
近走の充実ぶりに加え、55kgの軽ハンデ。
廣瀬騎手の継続騎乗もプラスに働くと評価されたのではないかと思います。

結果は3着。
大外枠ということもあって位置を取れず後方3番手からの競馬でしたが、4コーナーで各馬が外を回すなか廣瀬騎手は内を選択。
これが結果的に好判断だったように思います。
レース後コメントを見る限り、馬の状態は万全ではなかったそうですが、それで3着は大したものです。
1着のアラジンバローズは2走後のJBCスプリント(JpnI)で3着に入りましたし、レースレベルも決して低くなかったと思います。

やっぱり良い馬だ。その思いは更に強くなりました。

しかし、タイガーインディの走りを見ることが出来たのはこれが最後でした。
レースの数日後、故障が判明して引退することが決まったためです。

寂しかったです。突然すぎて。まだまだこれからだと思っていたのに。
でも、短い期間だけでも彼を応援することが出来てよかったです。あまり詳しくなかった地方競馬を知るきっかけにもなってくれました。
競馬の楽しさを広げてくれたタイガーインディには感謝したいです。

心残りは、現地で走る姿を一度も見れなかったことですが…これからは、好きな馬のレースは行けるうちに行こうと思っています。


2024/12/25、園田競馬場で兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII)が行われ、川崎のフォーヴィスムが見事勝利を収めました。
当レースを地方所属馬が勝つのは24回目にして初めてのことだそうです。
叶うなら、このレースを走るタイガーインディが見たかった。
どういう結果を残せたかは分かりませんが、きっと良い走りをしてくれたのではないでしょうか。

彼の引退から4ヶ月ほど経とうとしています。
どこかの牧場で今も穏やかに過ごしてくれていたら嬉しいですね。
タイガーインディ、ありがとう。


長くなりすぎました。
それではこの辺りで終わろうと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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