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蒼穹のフリューゲル10


エノクです

初の学校
授業
どれも新鮮

知らない事
知りたい事

授業で習う

あっと言う間に

1限目
終了

休み時間
私に集まる
男女

内包者について
興味深く
聞いてきた

魔族の
ネグロ


ネグロ
「この学校でも内包者は
居ないんだよ。僕はネグロ」

同じく
ビオラ

ビオラ
「ビオラだよ。宜しく!」

こちらは
鬼族の
ネネ

ネネ
「エノク、自炊する?」
エノク
「ダンボールの食材次第で
レシピについては
これからかしら?」


ビオラ
「なら、ネネの出番だね」


エノク
「ん?」
ビオラ
「少ない食材でもレシピなら
何でも出せるよ」
エノク
「え⁈じゃ、迷ったら何でもOK?」
ネネ
「うん、大丈夫よ」


エノク
「ありがとう!じゃ
材料確認したら端末で送るわ」


ネグロ
「端末で連絡取り合えれば
分からない事も聞けるからね」
エノク
「助かるわ」
「ネネ、良い?」


ネネ
「うん、大丈夫!」

ネグロが
苦笑い
している

女子力に
敵わないのか

エノク
「ネグロは炊事とか
どうしてるの?」
ネグロ
「あ、ああ。それは」
エノク
「ん?」

視線が
ビオラに
向かれた

嗚呼

エノク
「献立要らず?」
ネグロ
「あ、あははは」
ビオラ
「‥馬鹿」

嘘が
苦手な二人

素敵

生徒の
雰囲気も

‥あら?

一人
机で
グダって
寝ている

エノク
「あの男子‥寝て
ないのかしら?」
ネグロ
「彼は、ゼンキだよ」
ビオラ
「あれで通常さ」
ネネ
「いつも気怠そうにしてるの」
エノク
「はあ」

色々な
過ごし方だと

十人十色を
実感する




一人歩き

休憩所が
あるので
行ってみた

エノク
「何かしらこれ」
フリュ
『自販機ですね』
エノク
「大きな機械」
フリュ
『端末をかざせば商品を
買えるシステムです』
エノク
「はあ」

何か不思議

冒険してるみたい

学校は
私が
思うより

広かった

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