mystery gem24
ジェシカよ
私は
外の状況より
トマリとカナの
安否が
心配だった
ビリーが
呑気に
グリーンの
フィールドを
眺めながら
ぼやく
ビリー
「この内部に
居ると思うか?」
ジェシカ
「分からないから
こうして探してるの」
ビリー
「飯も食わず」
ジェシカ
「協力出来ない?」
ビリー
「お前ら!」
「協力してやれ‥
絞められるぞ」
部下
「 」
ゾロゾロと
従う
空腹で
苛立ちも
あるだろう
木陰でビリーは
腰をかける
部下達に
感謝する
無理も
させたく無い
ジェシカ
「貴方達、何故彼を
置いて散開
しなかったの?」
男
「落ちた船が何か
分からず聞いているのか?」
ジェシカ
「そうね、落ちたら
まずい船だったの?」
男
「いや、好都合だ」
好都合‥
試しに
聞いて
みようとした
ジェシカ
「なら私達、死んだ事に
なって良かった訳ね」
男
「弟‥だったか?」
「借りがある」
ジェシカ
「?」
男
「爆発に巻き込まれる
所だった。助かった」
「礼も言えなかった‥」
ジェシカ
「あの子そうなのよ
理由も無く正義感
旺盛なの」
男
「アンタも話が分かる
辺りは随分と
変わってるがな笑」
全く
苦笑いだ
ジェシカ
「あの子達が無事なら
復興の手助けを
してあげてね
きっと貴方達の
居場所になる筈」
男
「安全な場所なんて‥」
ジェシカ
「滅んだ国の助けに
なってあげてほしいの」
男
「アンタ‥」
「なあ‥ビリーは
やめとけ。奴は」
直後
銃声が響き
男は倒れた
目を
見開いた
私が
向けられた
ベクトルの
元凶を
捉えた頃には
「ならんよ、
それ以上ペラペラ
喋らない事🎵」
ジェシカ
「 」
視界に
捉えた筈が
私の鳩尾に
拳がめり込み
昏倒させ
られた
何‥
貴方
‥誰?
銃声‥?
私より
早く起きた
トマリの
声がして
起こして
くれた
トマリ
「聞こえた」
「確かなんだ!」
カナ
「トマリ‥」
トマリ
「テツオ!」
テツオ
「銃声は
フィールドの
外側の様です」
シーラ
「カナさん‥何?」
カナ
「私達以外に
此処に居る人達‥」
「まさか」
トマリ
「姉さんの身に
何かあったかも
しれない!
嫌な予感がする」
カナ
「トマリ、待って!
私達も‥シーラ!」
シーラ
「あ、はい!」
走り出す
トマリとテツオ
私達も
後を追った
イド
「‥どうか、ご無事で」
ビリー
「‥銃声だと⁈」
「何処だ、クソ!」
嗚呼
腹減った‥
部下は
何してやがる
ビリー
「 」
「お前ら‥ヘマ
しやがったな⁈」
男
「奴だ‥」
ビリー
「見りゃ分かる間抜けが」
ジェシカが
連れ去られる
とはな‥
顔面蒼白だ
クソ
どうする?
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