アルゴリズム伝記92

弾幕を回避
空中要塞から
攻撃は
止む事なく

中央部へと
進む

私の側を
エノクが飛ぶ

シーラ
「プラントまであと少し！」

エノク
「壊すの？」

シーラ
「動かなくなるまでよ
手は抜かないの」

エノク
「ん」

「シーラ！」
シーラ
「あれは‥」

プラントから
飛来する
人型兵装
将軍か？

ベクトルを向け
攻撃する

シーラ
「縛陣も攻撃も
対処済み！」
「エノク、ブレード
ユニットで倒すわよ」
エノク
「ん！」

追加武装
私とエノクの
ブレードユニットが
飛来する
人型兵装に
向け斬りかかる

将軍の声

将軍
「良い兵装だ」
「縛陣も効かないとは」

シーラ
「消えて下さい」

将軍
「斬れるかね？私を」

人型兵装の
胸部が開く

そこに
見えたのは

見覚えのある
アンドロイドの
頭部

シーラ

「テツオさん⁈」
「イドさんまで⁈」

将軍
「倒せるかね？」

シーラ
「それでも！」
「皇帝は殺すべきでは
無かった！それを！」

ユニットの
力は強い
将軍の武装を
ブレードで
薙ぎ払う

将軍
「‼︎」
テツオ
「お見事です」
「さあシーラ様」

シーラ

「テツオ‥さん⁈」

テツオ
「私は幸せ者です
イドと共に果てる
事が出来る」

「さあ」

涙が
溢れる

初めて
出会い

助けられて

母親の様に
接してくれた
イドさん

助け出す為
共に行動して

捕らわれた
カナさんを
プラントから
助け出す為

ナノマシン
アルゴリズムで
カナさんを
復元した
テツオさん

ママに頭部を
潰された
時だって
彼は助けて
くれた

それでも

シーラ

「テツオさん‼︎」

テツオ
「　」

ブレードユニットが
将軍を分断
テツオさん
イドさんの
頭部を
切り裂く

閃光が
両断する

落ちる
将軍の
下半身

後は

将軍
「その覚悟‥忘れるな」

シーラ
「　」
「その声！」

将軍
「姫君は元気かね？」
シーラ
「貴方は‥まさか」
将軍
「　」

爆発

あの声

王都ベルハルトの
参謀‥⁈

私が
倒した筈

一体