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flower of the gland4


おはよう
ございます

エノクです!

私‥
まだ言って
ませんでしたが
小学生の時
髪が腰まで
ありました
よね?

中学入学を
節目に
バッサリ
ショートヘア

訳ありな
きっかけは

魔力腺の退化
魔法
使えなく
なった事

風の魔法なら
ママが
使えるから
別に
問題無いでしょ?

そんな事
言われも
しました

それでも
伸びた
髪を断ち切り
気持ち切り替えて
生きたかった

色々な事も
別れも‥

乗り越えた
その先で

そこから
切り替え
たかった

サッパリしたら
頭も心共に
軽くなった

ビックリ
したのは
ママだけじゃ
無くて

スクも
ビックリしてた
「変‥?」て
聞いてみたら


顔真っ赤にして
良いって言う

アスも
ビックリして
スクに振られた⁈
とか言って来た

‥あー確かに
そう思われても
仕方な

いやいや‥
違うし

バッサリ
する直前
ソーサルドライヤー
と言う魔法家電が
発売していて

それ欲しさに
ママにせがんで
買ってもらった

今の長さで
1分で乾かしてる
そんな日常

エノク
「ミタマ、起きるわよ」

そっと撫でて
制服に着替える




マヤ
「いつ見てもバッサリ
やったわね〜」
エノク
「もう少し短くても
良かったかなぁ?」
マヤ
「私ン時より短いわよアンタ」
エノク
「 」

と言われ
ましても‥



通学
スクと合流
アスも挨拶して
一緒に通学

エノク
「ツインテール可愛い」
アス
「ありがと♪
結局コレに
行き着いたわ」
スク
「どう言う意味?」

アスが稽古で
偏ったバランスで
稽古するのも
効率悪いし
分ける選択に
したと言う

スク
「アスもバッサリ
するのかと思ってた」
アス
「母さんも髪長いから
アドバンテージ
同じにしたいじゃん?」
アス
「 」
「どう思う?」
エノク
「どうと言われても‥」
「アス、剣術って
私でも出来る?」
アス
「木刀も竹刀も無いしょ?」
エノク
「変わりになる物は
あるわ」
アス
「不意打ちでも
構わないけど」

此処まではアスも
けろっとしていた
私は
ベクターBOXから
杖を呼び出し
構えようと
したその時だった

素早く
重い衝撃が
走って
杖が飛ばされて
しまった

慌てて
走り出した
私が見事に
舞い上がる杖を
キャッチした
その瞬間

エノク
「あ、あの‥アス?」
アス
「 」
エノク
「アウト‥?」

黙って首を
横に振るアス

相手にならない
と言う事だろう

脳天に近い木刀は
振り下ろせば
当たる距離‥

スク
「アス、君の母さん
何者?」
アス
「私が言うのも何だけど
強すぎるわ」
「けど、何で?」
エノク
「私‥」

そうだ

私はアスに
これまでの
経緯を全く
説明して
いなかった

察したアスの
表情が変わる

アス
「話せない?」
エノク
「コンビニの強盗‥」
アス
「何、その絡み?」
「何で黙ってたの⁈
巻き込みたく
無かったとか⁈」
エノク
「 」
スク
「アス、それ以上は
駄目だ!」
アス
「えっ」
「あ‥」


アスの
ベクトルを
避ける様に
私は走り
出していた

そうだ

私はまだ
弱かった‥

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