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Ragura Floating World79

突然の
病院からの
連絡
曽祖ハハの
心肺停止

病院へと
車を走らせる

この時は
何も分からないまま

チチの車で
そのまま向かった

マヤ
「エノク‥顔真っ青よ」
エノク
「 」

ラド
「犯罪組織の集団に
拉致されたからな」
マヤ
「パパ⁈」
ラド
「エノク、これからは
俺が守る」
「仲間の信用も大事だ」
「だがそれだけじゃ
お前は助からん」
マヤ
「パパ‥説明して」

チチの説明は
ママを戦慄
させるには
充分な内容
だった

マヤ
「エノクがこれからも
危険に晒されるって
言うの⁈」
「こんな‥世界を
救ったこの子が
今度は麻薬中毒者に
狙われるなんて」
エノク
「私が書物を読める
事を知ってたわ」
ラド
「確かか⁈」
エノク
「持ってる事も」
ラド
「なるほどな‥奴ら
エノクを薬漬けにして
書物の内容を引き出す
つもりか」
マヤ
「そんな⁈」
エノク
「注射器はグノーシス」
ラド
「そうだが総称だ
組織名でもある」
「ミタマは?」
エノク
「此処」
ラド
「ミタマ、エノクから
離れるな」
「後ポータルは
ちゃんと消すんだ」

ミタマが頷く

マヤ
「こんな事になるなんて」
エノク
「怖かった‥薬漬けに
される所だった」
「何処から来るか
分からないの」
マヤ
「そんな‥」
「このままだと家族の
誰かが狙われる
事だって‥」
ラド
「着くぞ」

ママと
恐怖し
悲しみに暮れる

それでも

乗り越えて来た

度重なる
出来事でさえも

私達は病院へと急ぐ

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