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蒼穹のフリューゲル25

改修版



エノクです


第三形態には
第二形態

オーラの
可視化
具現化も
加わる

男子生徒を
拘束して
持ち上げた
血管の
先端に
オーラを
可視化
してみた

彼方には
人魂の
現象にでも
見えた筈

異様な光景に
全員が恐怖で
怯えきっている

女子も
腰を
抜かしたのか

膝をつく

女子
「 」
男子

「た、助け」

エノク
「 」

ごめんなさいが
出来ない
人達

残念だけど

もう
充分ね?

拘束を解くと
血管を
全て
体内に
格納

床に
ドカドカ
男子が
落ちると

弾丸の様に
逃げ去って行く

彼女を
置き去りにして



さてと

やっと
二人きり

ゆっくり
腰を下ろし
目線を合わせる

エノク
「ねぇ」
女子
「 」
エノク
「タケから離れてあげて」
女子
「こ、来ないで!」

私を
引っ叩く
女子

何て
力の無い
ビンタ

痛くも
痒くも無い

私は
目を閉じる


最終警告として
ゆっくり
閉じた目を開く
眼光を光らせ

女子は涙目に
震えているが
構うものか



ゆっくり
立ち上がる

眼光共に
全身のオーラを
可視化させ
光らせたまま
彼女を見下ろし
第二形態に
移行させる

ゆっくり
警告し

にっこり笑う


エノク

「良いわ。何ならもう一度
言うわよ」
「タケから離れて。
この意味分かるかしら?」

女子
「 」

女子が
何度も
相槌を打つ

これで
彼女はタケから
離れる筈

ただ
更生は
出来なかった

溜め息一つ

エノク
「授業始まるわよ。行きましょう」


可視化させた
オーラを消す

残念だ


私は一人
教室へと
戻った

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