アルゴリズム伝記51
カナさんが
気を取り直し
ママと共に
変化する
さっきまで
手を繋ぎ
震えていた
エノクが
意を
決したのか
変化して
飛び上がる
見守っていた
三つ子ちゃんも
変化し
飛び上がった
トマリさんが
その光景を
眺める
トマリ
「バムイ族ならではの
戦略か‥」
シーラ
「ママは軍師だから
戦い方は熟知してる」
トマリ
「どうやって飛ぶんだい」
シーラ
「血の巡りが粒子加速器を
増幅させるの。後は心で
飛べます」
トマリ
「なるほど!しかし‥」
「子供達が飛べるなんて
知らなかったよ」
シーラ
「 」
嗚呼
カナさんに
頼まれて
一発で
飛べる様に
して欲しい
なんて
言われたから
大司教の
モーニングスターで
バッティングフォーム
構えたら
あっと言う間に
すっ飛んでった
‥なんて
言えない笑
大司教
「飛ぶぞ」
か笑
ベアルーヌ
「おそらく不用とは言え
覚えて損はない」
カナ
「宜しくお願いします」
ベアルーヌ
「変化閃光は二種」
「主砲と追尾に分けられる」
カナ
「追跡‥ホーミングですか?」
ベアルーヌ
「放てば目視で
追う事が出来る」
カナ
「武装を狙うなら
使えますね」
ベアルーヌ
「試しに狙ってみるか?」
直上を
向いたママが
口から大量に
光球を放つ
カズ
イーノ
ロカ
「ママ〜!」
エノク
「狙うの?」
ベアルーヌ
「落としてみるか?」
高速で
光球が
飛び放つ
カナ
「早いわ」
ベアルーヌ
「敵は待っては
くれんだろう」
カナ
「ええ」
「みんな、全部
落とすわよ!」
カズ
「はーい」
イーノ
「一個落とした!」
ロカ
「ロカも」
エノク
「 」
エノクは
動かない
三つ子ちゃんは
必死に
追いかける
エノク
「ん!」
そして
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