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lost kingdom9

端末を手に
お姉ちゃんが
ママに
相談した

イーノ
「高圧的で野蛮な国に
エノクも怯えてるの
大陸全体の問題だよ」


カナ
「だとしたら調査より
国々の結束ね」
パパ
「脅威に敏感なエルドア
友好的なベルハルトと
協議する、か」
カナ
「まずは王都ベルハルト
からね」

パパと
ママが
動く

調査は
その後

国と合同で
行う必要が
ありそう




王都
ベルハルトに
通信

殿下

殿下
「久しいな。変わりないか?」
カナ
「お久しぶりです殿下」
「一つ国々と協議
しなければならない事が」
殿下
「聞こう」


諸々の
事情を
説明して

殿下も
納得する


殿下
「脅威だな」
カナ
「はい」
殿下
「このまま待て」
「エルドアと協議だ」
カナ
「はい」




帝都
エルドア

一連を
知った
エルドア国王が
王妃と目を
合わせる

王妃
「最近低い振動を
感じていました」
「まさか攻撃を受けて
いたなんて」
国王
「こちらは大陸だ」
「どう出る?」
殿下
「旧崩落の穴。我々合同で
調査してみよう」
「敵を知るには石垣の
材質調査も必要か」
国王
「うむ、だが此方は大国故
国を放棄する訳にいかん」
「患部のフレディを
向かわせよう」
カナ
「御足労かけます」
「殿下は?」
殿下
「古いよしみだ。私自ら
参ろう」
カナ
「助かります!」

決まった

国々の結束

時代は刻々と
変わり行く

今後の方針を
具体的に決め
遺跡調査も
含めて
進めて
いくと言う





殿下
「大義だな。姫君」


カナ
「奇跡の国、なんて
言われてますが」
「まさか脅威に
晒されるなんて」


殿下
「国とは脅威を前に
向き合うものだ」
「平和を望んでもな
その子が?」

エノク
「エノクです」


カナ
「非はないのに」
殿下
「バムイ族か。不死身と
聞いているが」
カナ
「ルーン次第ですが
エノクは特に危険な
状態でした」

リスクは
大きい

ルーン
確保の
習慣は
義務づける
べきだったと
ママは言う

殿下
「ともあれ、無事で何よりだ」
「見せてくれ
その国の姿を」
カナ
「はい!お待ちしています」

そう言うと

ママは
通信を
終えた


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