精神対談　迷

こう見えて

自殺も
考え
踏み止まった

臆病かつ
優柔不断

家族の
まとまりも
持たず

常に
孤立

独りよがりで
人間嫌いな

短気な
残虐性で
弱く

迷走
していた
私

ユダ
「自分勝手だったのか？」

私
「意外か？心外だな」
「エノクが怯えるレベルだぞ」

本当に
よく顔に
出る

私
「私の様な自信皆無な人間はな」
「覚醒して初めて本領を発揮する」

凄いぞと
内に秘め

そのくせ
何も
出来ない
表側

ユダ
「ゴミだな笑」
私
「笑」

そう

ゴミの中の
宝だ
笑

だから
悟らねば
ならない

---

ビオラ
「な〜んて顔してんのさエノク」

エノク
「え、ビオラ⁈」

ビオラ
「こうして会うのはね」
「初めてなのさ」

私
「‥そうだな」
ビオラ
「The blue sky of the outlookでは随分と表舞台に立たず、死ぬまで放ったらかしじゃ、なかったかい？」

私
「ルーツで言ったら、ニュートラル」
「エノクだけで無い私の課題もある」

ビオラ
「　」
私
「何もしないのでは無い」
「エノクがどう乗り切るかだ」

エノク
「ビオラ、見透かされてるわ」
「彼、心の本質を見破るから」

私
「多重存在であっても、私にそぐわない者が居ても別に構わない」
「心は見るものではないからな」

ビオラ
「じゃあ、当ててみな」

私
「私の残虐性を知る為か？」
ビオラ
「　」

顔に
書いてある

私
「手の内だからといって、もう、好き勝手やろうとは思わん」
「心配するな」

ビオラ
「‥マジか」
ユダ
「だそうだぜ？」
「どうする？見せるか？」

ビオラ
「　」

私
「私も、絶海を司る者だ」
「荒れれば、全て飲み込む」

ビオラ
「　」

私
「此処へ来たのは、その改修演算を再現する為の転生」
「代償は払うものだ。ビオラ」

ビオラ
「アンタって奴は‥」
私
「すまんな。怪物で」

ビオラ
「い、いえ‥」

ユダ
「なるほどな。よく理解したぜ」
エノク
「はい‥ご理解頂けたでしょうか」

伊達に
漫画も
小説も
描いてない

笑