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半霊半物少女7


何て‥?

ラグラの姫君?

エノク
「た‥ただの下層の田舎娘ですが」

男は私を隅々まで眺め
ニタリと笑う

気味が悪い
初めて経験する
舐める様な凝視‥

宙に浮くその男が消えた

エノク
「消えた?」
タケ
「何処だ‥はっ⁈」
「エノク‼︎」

「失礼、創造主でしたねぇ」

私の真横に立ち
いきなり
髪を触れられた

こんな嫌な触り方を
されたのは人生で

初めてだ

ゾクリ‥

男からすぐに
距離を取り
後ずさる。

距離を取った
私の後ろから
二つのポータルが光る

エノク
「何⁈」

ポータルから
現れた2体の
アンドロイドに
肩を掴まれ拘束された。

痛い
握力が強い

タケ
「エノク⁈やめろ‼︎」

タケが守ろうと
私に駆け寄る

アンドロイドに
かわされ
首根っこを掴まれると、瞬時に
後ろに投げ飛ばされた

数メートル以上
身体を打ち付けられ
タケが倒れた

エノク
「タケェ‼︎」
「やめて!乱暴な事しないで‼︎」

涙目になる
目的は何?

私は迅速に端末を手に
通話状態にする

エノク
「答えて!貴方、誰?」

「失礼、私の悪い癖でして」
「そうですか。エノクと言うのですか?」
エノク
「質問に答えて!」

ベクトルを向ける。
掴まれた肩に力が更に入る

痛い
肩が外れそう


「手荒ですが、我が社に来て頂きます」

何故?
理由が、わからない


「貴女のルーツに用がございます」
エノク
「説明になってません!」

ゴキッと
肩の関節が外れる音

たまらず悲鳴を上げる

誰か‥

すると
2体のアンドロイドを
囲んだポータルが発生する。

私‥拉致される⁈

倒れたタケが向かって来る

タケ
「やめろ鉄塊‼︎」

男の背に浮く
水晶の一つが
タケに向かって
飛んで行く。

タケの前で発光
炸裂した。

タケが吹き飛ばされた

エノク
「タケぇえ‼︎」
「やめて‼︎」

ポータルの光に包まれる
私の一帯が消えた。

傷を負うタケが
再び立ち上がる
全力で走り出す

諦めない

男が消える。

巨大なユニットの
鉄塊が後退しながら
光の螺旋に
飲み込まれて行く。

タケが渾身の
跳躍でフェンスの
上に飛び乗り

ありったけの脚力で
校舎からジャンプ

跳躍で鉄塊にしがみつき



光の螺旋に
飲み込まれてしまった。

そこから先は‥

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