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Ragura Floating World87



エノクです!

やっと
この日が
やって来た

政府からの容認
医療機関の協力

準備は整った
学校もお休み

チチからの
連絡で
明らかに

ラド
「俺だエノク」
「準備は整ったぞ」
エノク
「はい。念の為
書物も読破してあるわ」
「本は古代図書館に
返すつもり」
ラド
「そうか、迎えに行く」
エノク
「はい!」
マヤ
「採血って、
どれくらい?」
エノク
「350mlだから
ジュース1本分」
マヤ
「輸血量じゃない⁈
私は怖くて無理ね」
エノク
「私も苦手」
マヤ
「何で引き受けたの⁈」
エノク
「それでもよ」
マヤ
「 」
「ハア」

私はエドのおかげで
注射が苦手だから

そりゃ
苦手にもなる

50人分か
頑張って抜くわ



チチが
車で迎えに来た

ラド
「迎えに来たぞ」
エノク
「ママ、行って来ます」
マヤ
「行ってらっしゃい」
「パパ、宜しくね」
ラド「おう」




私が同行
出来るのは
医療機関
つまり病院での
採血まで

その後は
グノーシスの
濾過工程の
血清生成を
培養する
施設へと切り替え

血を抜くだけの
簡単な作業

ラド
「待たせたな」
エノク
「チチ、グノーシスは」
ラド
「うん?」
エノク
「あれで全員
なのかしら」
ラド
「たとえ一部でも
リーダーを取り押さえ
られたのは幸いだ」
エノク
「あのエドって人?」
ラド
「ワクチン接種は
一応受け入れて
くれた様だ‥
お前のおかげだよ」
エノク
「私はここまで」
「これ以上は‥」
ラド
「良いんだ」
「本当、良くやったよ
出来ればこれ以上
やらんでくれ」
エノク
「あははは」


本当
これ以上は
もう勘弁

採血で全て

全て終わらせる


私はもう‥



魔闘家でさえ
なれない‥

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