After Furu
アリサ
です
私にとって
お姉ちゃんは
一つの
目標だった
優しさ
だけじゃ無く
強くて
愛に
満ちていた
けど
とても
辿り着けない
手の
届かない
領域
第五形態
そして
追いつく
様に
タケも
敵わないよ
フリュに
聞いた
フリュ
『分と器があるのです』
アリサ
「ぶんとうつわ?」
フリュ
『自分に合った生き方が
あるんです』
アリサ
「憧れがあっても?」
フリュ
『憧れを達成するより、自分
らしさを磨く事です』
アリサ
「アリサ‥そんなで良いの?」
良く分からないけど
自分の枠を
超えた
目標より
自分らしさが
一番らしい
アリサ
「同じ内包者でも、こんなに違う」
フリュ
『同じものはありません』
『それで良いんです』
アリサ
「アリサにはアリサの出来る
事があるんだね」
フリュ
『はえ。そう言う事です』
フリュは
何でも
教えてくれた
施設内で
困ってる子が
居たら
助け合い
そんな感じ
施設の
生活から
数年
私
アリサは
今では
中等部
です
私
アリサの物語