蒼穹のフリューゲル55

改修版

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エノクです

タケの様子を
見に行きたい

けど

解読書の
内容を
確認する
必要がある

帰って
お勉強

アリサと
寮へと戻る

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エノク
「さ、始めましょ！」
アリサ
「うん。けどアリサ全然
わかんないよ？」
エノク
「分からないからこそ学ぶの」

まずは
解読書を
ベクターBOXから

エノク
「　」
アリサ
「？」

反応が無い

おかしい

エノク
「‥⁈」
「最初のデニッシ族が中に
ログを残していたとしたら」

フリュ
『考えられます』
『異物混入なら尚更です』
アリサ
「　」
エノク
「アリサ、これを」
アリサ
「お姉ちゃん⁈」

これで良い
フリュに頼む

エノク
「フリュは先生に連絡、それと
私をベクターBOX内へ転移して」
「解読書は絶対渡さない」
フリュ
『了解です』

玄関で
靴を履く

ベクターBOXの
固有結界へと
転移する

何が出るかしら？

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ベクターBOX

固有結界の
領域に
転移する

オーラを
具現化

ありったけの
ベクトルを
向ける

異物混入か‥

団体様が
私の転移を
待っていた

白装束
内包者だ

エノク
「返して」
男
「見ない本だ」
「どれ」

全力で
血管を
伸ばす

オーラで
逸れてしまう

男を血管で囲む

膨張させて
肉のドームを
構築

圧縮

叫びが
聞こえる

男は
一人では無い

一斉に
襲いかかって来た

肉のドームを
振り回す

第四形態で
肉の壁を作る

白装束は
オーラを
具現化して
衝撃を放つ

距離を取る

肉のドームを
持ち上げ
もう一人の
男に被せる

内側から
血管を
伸ばす

叫びが
響けば
次

移動して
書物を
取り返す

血管で
巻きつけ
回収した

まだ？

すると
先生が
転移で
駆け付けた

ディール
「エノク！」
グレッゾ
「待たせた。退くぞ」
エノク
「先生これを」
「行って！」
グレッゾ
「何⁈」

第四形態で
内包者を
食い止める

エノク

「先生！今のうちに！」

グレッゾ
「すまん！退くぞ！」
ディール
「エノ」

ポータルに
消える
これで良い

向き直ると
私の顔面に
男の掌が

黄金の
衝撃を放つ

タケ‥

私の世界が
真っ赤に
なった