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The blue sky of the outlook81

夏休みが終わって
暫く経った頃

ニュースに飛び込んで来た
ラグラの変革

それは、
それぞれのランドシップの
漂流に規則性が無くなり、
惑星の大気層を自由に
移動する様になった事
岩礁郡の謎の減少

コロッサルグラット・シエルは
現在、中層付近を
移動する様になる。

私達人類もまた、
そうしたランドシップ同士の
接岸の衝撃を最小限に
するためのシステムを
導入する為、現在研究が行われ、
近い将来、新システムの発表が
される事になる。

その動きは急ピッチで
進められている。

私の生活の変化ですが

この度、エアフライトの
操縦資格を取る為、勉強します。

未来予想図

学校が終わると資格の勉強。

タケには前もって
話し合いをして
お互いの時間を大切にして

2人の時間が可能なら会って

そんな生活となった。

私は待つ事も
大事だと知った。

今まで行き当たりばったりで
落ち着きが無くて

今は少し余裕のある生活も
楽しい。

もちろんアリサや
みんなの関係も

ただ一つ‥

エイマの故障で
本人に相談したら
いよいよ駄目だと‥

エイマのデータを元に
復元は出来ないと言う。

最高傑作のオートメイドアプリ‥

エイマ
「このままでは機能しません。
お姉さんの方で
アンインストール
してほしいんです」
エノク
「そんな‥エイマ」
エイマ
「ブブ‥」
エノク
「‥わかったわ。
今までありがとうエイマ」
エイマ
「ブ‥」

堪えろ私‥エイマの
反応が更に酷くなる

アンインストールの認証
そして

エイマ
「こんな結末なら
最初から作らなきゃ」
エノク
「それだと、私もタケも
生きて帰れなかった
でしょう?良いのよこれで」
エイマ
「お姉さん‥」

エイマの涙腺が緩む
涙が止まらない。

エノク
「誇りに思うわ。
あなたもこの子も」

承諾‥

エノク
「だから、貴女は生きて。
エイマ」
エイマ
「 」

震える彼女に寄り添う。
タケも駆けつけてくれた。

エノク
「タケ。お帰りなさい」
「消したわ」
タケ
「‥そうか」
「復元もできねえって
聞いたからな」
エノク
「何度も助けてくれたわ」

思い出が蘇る。

最初は厄介者

それがかけがえの無い
生活の一員にまで
ムードメーカーでさえ
あったから。

エイマを抱きしめ
もらい泣きの涙が伝う。

タケに向けた私の笑顔は
切なさに満ちていた。



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